2026年5月5日(火)

田部康喜のTV読本

2026年5月5日

 ゴールデンウィークももう中盤。レジャーや休息、または学び直しと、時間の使い方は様々だろう。

 こうしたまとまった時間は、Netflixなどが配信している長大なスケールのシリーズドラマを観るチャンスでもある。season1からseason8の計96話にも及ぶ『HOMELAND(ホームランド)』(2011~20年)は、過去のイランの核開発をめぐるインテリジェンスの物語であるが、今の中東情勢をあたかも予想していたかのようだ。

 少数民族ロマ(ジプシー)のギャング団の物語である『ピーキー・ブラインダーズ』はseason6まで36話にわたって、世界を熱狂させた。

 動画配信サービスでまとめて観たいドラマをご紹介しましょう。

『リブート』をはじめGWは大作ドラマを観るチャンスだ(公式HPより)

『リブート』(TBS・日曜劇場、2016年、NetflixやU-NEXTで配信)

 世界のシリーズドラマや映画と競う、Netflixの配信の場に地上波放送から移ってもその輝きは増すばかりである。世界水準のドラマといってよいだろう。

 『日曜劇場』は「ドラマのTBS」といわれる放送史の画期なのである。前身のラジオ東京からTBSとなった記念碑が、1956年に始まったこのドラマシリーズである。NHKの『連続テレビ小説』は1961年、『大河ドラマ』は1963年のスタートである。

 現在でも、この三つのドラマの新作が発表されるたびにメディアが取り上げる理由の大きなひとつが、伝統である。そして、数々の名ドラマは、これまでのプロデューサーと演出家、脚本家の功績である。

 『リブート』は、PCなどの再起動を意味する。ドラマは、闇社会のなかで大罪を犯した容疑者が、整形手術などをほどこして別人格にリブートする。

「ドラマのTBS」は、本ドラマの脚本家に黒岩勉を起用している。しかも、映画でいうならエンドロールに監督名を大きく掲げるように黒岩の名前を画面に登場させている。黒岩は、映画において『LIAR GAME』や『キングダム』『ゴールデンカムイ』シリーズを手掛けている。


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