ゴールデンウィークはどちらに? テレビドラマも気になる。
テレビ視聴の形態が転換しているのはいうまでもない。Netflix(ネットフリックス)やAmazon Prime Video(アマゾン・プライム・ビデオ)、Tver(ティーバー)などのネット環境があれば移動中でも旅先でも視聴ができる。
「スマートテレビ」の録画能力は、かつてないたくさんのドラマの予約が可能である。録画再生装置をつなぐばかりではなく、ハードディスクはいまや1テラバイト(TB)で約1万円。ドラマや映画など、500本近くの録画予約が可能である。毎週の連続ドラマを鑑賞するスタイルから「まとめ観」が主流になっているかもしれない。
長期休暇の際にまとめて視聴するのは、動画配信サイトだけではない。今回は、「ゴールデンウィークに観たい」春の新ドラマをご紹介しましょう。
『月夜行路-答えは名作の中に』(日本テレビ・毎週水よる10時)
古今東西の名作が殺人事件の解決のカギになる、推理ドラマが楽しめる。ヒロインは波留と麻生久美子。多彩な演技を魅せる波留が、銀座のミックスバーのマダムにして、トランスジェンダーの野宮ルナ(のみや・るな)役を演じる。
麻生久美子は専業主婦の沢辻涼子(さわつじ・りょうこ)役。夫の出版社の部長を務める菊雄(きくお、田中直樹)の浮気を疑い、反抗期の大学生の娘・芳香(よしか、戸田彩巴)と高校生の篤史(あつし、平田光寛)に手を焼いている。
ふたりの出会いは、夜分に出かけた夫・菊雄を追った涼子(麻生)が飛び込むように入った、ルナのミックスバー「マーキンムーン」。カウンターに座った涼子が専業主婦であることや夫が出版社の幹部であること、家族構成などを服装や話などからたちまち見抜く。
シャーロックホームズが、ワトソンに出会った瞬間に軍歴などを当てるように、名探偵の登場である。ミックスバーのひとつの壁は文庫本が天井までぎっちりと並んでいる。ルナ(波留)は涼子(麻生)に自分が「作家志望だった」と、告白する。
「あなたは今も思いきれない人がいる」と、言われた涼子は大学生時代に付き合っていた、佐藤和人(さとう・かずと、作間龍斗)について、酔った勢いもあってか語り始める。
太宰治を研究していて大学院に進学する意向だった、和人と涼子は結婚の約束もしていた。涼子が卒業する間際になって、和人は別の女性と一緒に涼子を喫茶店に呼んで別れを告げた。大阪の実家を継ぐというのであった。
涼子は酔いがさめると、ルナが運転して高速道路を走る高級外車の座席に座っている自分自身に気づいた。「和人を探しに一緒に大阪に行こう!」と、ルナはいうのだった。
