2026年4月22日(水)

トランプ2.0

2026年4月22日

 「イラン文明が今夜にも滅びる」「ローマ教皇はイランの核容認者」など常軌を逸した発言から、自身をイエス・キリストに擬したAI画像発信に至るまで、奇異な言動が続く米国のトランプ大統領。その個人的“資質”に対し、改めてメディアの関心が高まっている。

トランプ大統領がSNSに投稿した画像(@realDonaldTrump/Truth Social/ロイター/アフロ)

 トランプ大統領に関し、毀誉褒貶さまざまな風評があるのは、就任1期目も2期目の今日もさして変わらない。

 その中で、特に1期目に身近に接触があった友人、側近、高官たちが明かした「トランプ人物評」は、断片的とはいえ今なお、重みがある。遺憾ながらその多くが、本人にとって不名誉なものばかりだ。

 だが、米国大統領として政策を決定する際にも、そうした個人的特徴が反映されているとすれば、単なる興味本位の話題ではすまされない。

 では、トランプ氏を知る人たちは、何を語って来たのか、実際に使われた表現とその背景を“キーワード”ごとに振り返ってみる。

1.“Commander in Cheat”

 著名スポーツライターで、トランプ氏と30年以上もゴルフ仲間だったリック・ライリー氏が2019年に出版した暴露本のタイトルになり、著書は「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーズ・リストにも取り上げられるなど、一大旋風を巻き起こした。

 米国大統領は全軍を統括する「最高司令官=Commander in Chief」でもあることから、本のタイトルはもじって「Commander in Cheat」と表記された。「cheat」は名詞で「インチキ、イカサマ」を意味し、“Commander in Cheat”となると、トランプ氏はとんでもない”イカサマ師“になる。

 実際にライリー氏は、この本の中で「プレー中にボールを何度も蹴って動かしたり、スコアをごまかすなど、最悪のプレーヤーだ」「ゴルフ場の振舞だけでなく、大統領としてもでたらめな政治で、わが国を世界の笑いものしており、許しがたい」などと酷評している。

 トランプ氏は実業家時代の取引においても、「詐欺」「横領」「脱税」など様々な容疑で告発されてきたほか、大統領就任後も、「職権乱用による不正取引」の疑惑がたびたび報道されてきており、「Forbes」誌の追跡調査によると、トランプ氏の個人資産が20年当時、25億ドルだったのが、2期目就任後のわずか6カ月間で「50億ドル以上」にも膨れ上がっているという。


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