2026年4月15日(水)

World Energy Watch

2026年4月14日

 トランプ大統領が、現地時間4月12日(日)昼前、SNS(Truth Social)に「ホルムズ海峡を直ちに閉鎖する」と投稿した。

(AP/アフロ)

 まだイランの関係する船舶を主体に1日当たり10隻程度は ホルムズ海峡を通過しているが、それを全て止めれば、今通過しているイランの原油も輸出されなくなり、世界の石油市場の混乱は増し、原油価格は高騰する可能性が高い。イランとの戦争開始後、約4割上昇している米国のガソリン価格は下がらないどころか、さらに値上がりする。

 ガソリン価格の上昇は、トランプ大統領の支持率が下がる原因でもある。11月の中間選挙を控え支持率回復に焦るトランプ大統領が、イランにホルムズ海峡開放を強く迫っていた大きな理由だった。

 世界最大の原油生産国であり石油の輸出国でもある米国の石油価格も、世界の原油市場と同じ動きをする以上、ホルムズ海峡を開放し世界の原油市場の価格を下げなければ、米国のガソリン価格は下がらない。

 さらに市場を混乱させ原油価格を上昇させる米軍のホルムズ海峡閉鎖は、価格引き下げの目標と矛盾しているようだが、米国では米国海軍がホルムズ海峡を閉鎖すべきとの意見が開戦後すぐに出ていた。

 なぜだろうか。


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