-
『間違いだらけの電力問題』本文先行公開
2024/07/19 山本隆三エジソンの時代から火力発電が150年間主役を担っているのは、電気を安く大量に作ることができるからだ。電気を作る方法はさまざまだが、安く、大量に発電することが求められている。海洋での発電が主力になるには大きな技術革新が必要になる。
-
2024/07/18 山本隆三
じわじわと上がる電気料金に、政府は「酷暑乗り切り緊急支援」として再度補助金を支出する。料金が上昇するたびに人気取りのように補助金を出すのは持続可能ではない。エネルギー問題を抜本的に考えなければ、家庭も産業も振り回される。
-
『間違いだらけの電力問題』本文先行公開
2024/07/17 山本隆三再エネ発電設備の登場により、エジソンの時代にはなかった発電方式も新たに登場しているが、依然として発電の大半を担っているのは、水蒸気を作りタービンを回す方式でエジソンの時代から変わっていない。
-
『間違いだらけの電力問題』本文先行公開
2024/07/16 山本隆三1752年に米国のベンジャミン・フランクリンは雷が鳴る中凧を上げ、雷雲の帯電を証明したが、電気の利用までは至らなかった。その後、現在の電気に関係する企業に名を残す多くの人たちが電気に係ることになる。
-
2024/07/02 山本隆三
米国や欧州が中国製EVの排除を進めている。中国政府が投じる巨額の補助金を問題視しているが、価格や品質も競争力を持ち、“EV覇権”を恐れている面もある。中国製EVの蟻地獄から逃れようともがき始めたが、その道は遥かだ。
-
2024/06/11 山本隆三
車社会である米国では、車を見れば年収が推測できると言われている。EVの平均価格が内燃機関自動車よりも高く、高所得者しか連邦政府の補助金を全額受け取れない。現状は「貧乏人はガソリン車に乗れ」で、その動きは加速しているようだ。
-
エネルギー基礎知識⑨
2024/05/27 山本隆三契約している電気料金のメニュー次第ですが、電気料金は4月から少なくとも7月までは毎月上がりそうです。燃料価格が下落に転じたものの、いくつか引き上げる制度や要素が存在しています。
-
2024/04/22 山本隆三
円安による物価の上昇に対し政府はガソリン補助金を2年以上も続けている。長期間行っているのは日本だけで、軽油、灯油、重油も補助金対象に含まれており、幅広い産業が支援を受けている実態がある。脱炭素に向かう中でも正しいやり方なのだろうか。
-
2024/04/04 山本隆三
ここ数カ月の間、「電気自動車(EV)販売失速」、「ハイブリッド一人勝ち」、「EV値下げ競争」などEVの販売不調を告げる報道が多くある。データをよく見ると、対前年度比の販売台数増は続いている。いまEVの世界で起こっていることを見てみよう。
-
エネルギー基礎知識⑧
2024/03/16 山本隆三CO2の排出権取引の投資名目で金をだまし取る詐欺事件が報道されました。排出権取引で儲けることは可能なのか? 騙されないためにも排出権とはどんなものか、少し難しいですが、経済学の視点からも学んでおきましょう。
-
2024/02/21 山本隆三
過疎に悩む地域は、発電事業と水素製造により地域で雇用を生み過疎に歯止めをかけると意気込んでいる。しかし、洋上風力設備で発電される電気のコストは安くない。地元の雇用も期待できない。洋上風力と水素による地域創生は無理筋にみえる。
-
エネルギー基礎知識⑦
2024/02/10 山本隆三いま多くのメディアの関心事の一つは温暖化問題です。今世界の多くの国は脱炭素と呼ばれる化石燃料消費量の削減に乗り出しています。しかし、人類は本当に温暖化問題を乗り越えることができないのでしょうか。
-
2024/01/19 山本隆三
ウクライナにガザと、戦争は多くの人を不幸に追いやるが、間接的な影響まで考えるとエネルギー価格の上昇を通し、世界中の人に災いをもたらす。しかし、こんな時にも儲けのネタを探すエネルギー商人がいる。
-
2023/12/27 山本隆三
COP28では、化石燃料からの移行が初めて盛り込まれたが、温暖化問題で最大の悪役は石炭だ。欧米諸国は脱石炭を表明するが、日本をはじめとするアジア諸国の事情は大きく異なる。温暖化対策の名の下、国の経済競争も行われていると認識すべきだ。
-
エネルギー基礎知識⑤
2023/12/16 山本隆三米国で起きたシェール革命と呼ばれる現象は、世界のエネルギー需給環境に大きな影響を与えました。脱炭素にも影響を与えるとの指摘もあります。シェールガスは他国の方が埋蔵されておりますが、あまり生産されておりません。それには理由があります。
-
2023/12/04 山本隆三
COP28において、国際エネルギー機関が世界の再エネ設備を3倍増にすることを発表した。太陽光、風力発電設備ともに大量の鉱物、セメント、アルミ、鉄を必要とする。中でも、今後調達量が増える重要鉱物と呼ばれる希少な金属資源の確保が課題だ。
-
エネルギー基礎知識④
2023/11/18 山本隆三自給率は、消費するものを国内からどれだけ供給可能かを示す比率です。特に注目されるのは、必需品の食料とエネルギーですが、考え方には違いがあります。
-
2023/11/03 山本隆三
脱炭素社会に向けた再エネの主役として欧米各国が洋上風力に力を入れていたのだが、早くもつまずいた。世界で何が起き、これからどうなるのだろうか。
-
2023/10/26 山本隆三
第4次中東戦争によるオイルショックでエネルギー供給源の多様化がすすめられたが、日本はいまだ中東に石油供給の8割を依存している。ハマスとイスラエルの紛争が拡大すれば、日本は大きな影響を受ける可能性がある。
-
エネルギー基礎知識③
2023/10/16 山本隆三石炭や石油、天然ガスといった化石燃料は枯渇性資源と呼ばれ、やがて尽きます。主要国は2050年、中国は60年、インドは70年に脱炭素を宣言しています。化石燃料の消費量はこれから大きく減少すべきですが、可能でしょうか。
|
|