イラン戦争は4月6日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の開放を要求する米国のトランプ大統領に対し、イランが拒否、逆に和平提案を行った。大統領は発電所への攻撃に踏み切るとどう喝、海峡の開放期限を「米東部時間7日夜(日本時間8日朝)」として最後通告した。
(ロイター/アフロ)
焦点は米国が最後通告通り実際に攻撃するのか、次いで地上侵攻に踏み切るのかに移った。イランは手ぐすね引いて待ち構えている。
「海峡を開けろ!ろくでなしどもめ」
イランが降伏しないことにトランプ大統領は苛立ちを強め、その自制は完全に切れかかっている。その上、乗員が救出されたものの、米軍のF15戦闘機とA10攻撃機の2機が3日に撃墜される事態に。F15の乗員1人の救出に時間をとられ、プレッシャーが極度に高まった。
大統領は投稿で「ホルムズ海峡を開けろ!ろくでなしどもめ」と口汚く罵った。救出作戦ではC130輸送機2機がぬかるみにはまって離陸できなくなり、やむなく爆破し、代替機を派遣してなんとか救出した。イラン革命後の人質救出作戦に失敗したカーター大統領の二の舞になる恐れもあった。
そうしたストレスがイラン側への罵倒につながったようだが、「大統領の指導力の一端は自制をいかに保つかだ」(共和党下院議員)と身内からも批判を受けた。大統領は6日に記者会見して救出作戦を説明したが、イランが封鎖を続けているホルムズ海峡の開放期限について「7日午後8時(日本時間8日午前9時)」と宣言。最後通告をまたも延長した。期限延長は3回目だ。
大統領は「あらゆる発電所と橋梁」を攻撃するとどう喝、「時間切れが迫っている。地獄が降り注ぐ」と脅した。イランが期限を過ぎても開放に応じなかった場合、実際に発電所などを攻撃するのかどうか。
