2026年4月21日(火)

日本の漁業 こうすれば復活できる

2026年4月21日

 下の写真はアイスランドにあるウェストマン島という離島です。白黒のものは1944年当時で、カラーは筆者が3月(2026年)に撮った写真です。この数十年の間で、海岸沿いが大きく栄えていっていることがわかると思います。日本には、長年にわたりシシャモ(カラフトシシャモ)や、珍味や寿司ダネなどにも使われるシシャモから取り出したシシャモ卵を輸出しています。

アイスランド ウェストマン島(筆者提供)

 世界では水産業は成長産業です。ただし、その大前提は科学的根拠に基づく資源管理・数量管理が機能していることです。

 日本では離島というと、観光名所ででもない限り、魚が獲れなくなって職を求めて若者がいなくなり、寂れていくという印象かもしれません。かつては、あれほど魚が獲れて賑やかだったのに……という場合がほとんどではないでしょうか?

 当たり前のことではありますが、日本全体では漁業者が減ったから漁獲量が減ったのではありません。サザエ・アワビなど狭い地域で獲る人がいなくなったことによる漁獲量減少は除きますが、水産資源管理制度の不備で資源量が減り、その結果で漁獲量が減ったために過ぎません。

 日本の状況が当てはまるかのような発信があります。しかしながら下のグラフをご覧ください。

 ノルウェーをはじめとする漁業を成長産業にしている国々も漁業者の数は減っていますが、その分は残りの漁船と漁業者が漁獲するので、魚種ごとに凸凹はあっても全体として漁獲量は横ばいです。世界と日本を比較すれば一目でわかることです。


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