日本の漁業 こうすれば復活できる
海に囲まれた日本にとって重要な産業である漁業の危機が続いている。国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の一つである「海の豊かさを守ろう」を果たしながら、産業としてどう復活させていくのか。その処方箋を示していく。
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2024/11/13 片野 歩
冬の味覚、日本海のズワイガニ漁が11月6日に解禁されました。資源管理が功を奏し、8年ぶりの高水準になっているとも言われていますが、本当に回復しているのでしょうか?大きくズワイガニの資源量を増加させているノルウェーと比較してみましょう。
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2024/10/07 片野 歩
日本では大型クロマグロの分類を30キロ以上とし、100キロもあれば大物と思われるが、ノルウェーで水揚げされたマグロは、小さくても168キロ、大きいものは396キロもある。なぜ、ここまで差があるのか。
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2024/08/28 真田康弘
太平洋クロマグロの資源管理を巡って協議する中西部太平洋まぐろ類委員会は、資源の回復から漁獲枠の拡大を決めた。「きちんと管理をすれば、魚は増える」という教訓を示してくれたと言えるが、残念ながら大きな課題が残っている。
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2024/08/22 片野 歩
2024年8月10日に漁が解禁され、今年もサンマの季節が来た。毎年のように大不漁が伝えられていたが、水揚げが増えていると報道されている。ただ、その値段は1尾18円の店もあれば、1尾7万円で落札する卸しもある。どういうことなのか、解説します。
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2024/07/23 片野 歩
土用の丑の日が近くなると、ウナギの話題が出てくるが、日本のウナギ・二ホンウナギは絶滅危惧種に指定されており、資源激減のため、価格の高騰が続いている。「完全養殖」の技術向上が伝えられているが、解決できるのか?その前にできることがある。
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2024/06/19 片野 歩
6月に解禁となった北海道南部のスルメイカ漁の初水揚げが函館であり、前年の6分の1のたった200キロでした。“記録的不漁”といった言葉が、漁業では、資源管理制度の不備で枕詞のように毎年繰り返されるようになってしまっています。
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2024/06/04 真田康弘
新しい捕鯨母船の出航に、大型であるナガスクジラの捕獲対象追加と、商業捕鯨に追い風が吹いているように見えるが、一概にそうではない。捕鯨関係者からは積みあがった在庫と融資を「時限爆弾」と懸念される。日本の商業捕鯨にあすはあるのか?
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2024/05/09 片野 歩
日本人が大好きな魚・サバ。そのサバ資源が危機に瀕しています。しかしながら不漁とはいえゼロにはならず、どこかでサバが水揚げされており、その実感は今一つないのかもしれません。知られていないサバ資源の話をしましょう。
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2024/04/30 真田康弘
不漁が続くサンマの資源管理について話し合う北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合で、サンマの漁獲枠について、1割を削減することで合意した。ただ、その内容を精査すると、効果には疑問が残り、「秋の風物詩」サンマの復活はまだ遠そうだ。
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2024/04/16 真田康弘
先日、東北地方有数の漁港で、漁船が泊まる岸壁に、クロマグロが悠然と泳いでいたのを見た。珍しい光景であるのだが、クロマグロが急速に増えているとの声は各地の漁業者からしばしば聞くようになっている。なぜか、ここに日本の漁業復活へのカギがありそう…
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2024/04/03 片野 歩
かつて瀬戸内海に春をつげていた風物詩イカナゴの不漁が全国で深刻化している。原因は海水温上昇であるとか、水がきれいになりすぎてプラントンが不足したからなどと報道されている。もちろんこれらが原因ではないとは言わないが、本当に主な原因なのか?
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2024/03/19 真田康弘
多くの漁業者が漁獲量と収入の減収に苦しむなか、漁業団体が強く要望し、拡大を続けていたのが減収補填プログラムである。漁業者が「資源管理計画」を策定するのがセットになっているのだが、それが形骸化しているとも言える事態となっている。
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2024/03/12 片野 歩
東日本大震災が発生し甚大な被害が出てから13年、東北の水産業は放射性物質より、漁獲圧が減少して資源が急回復しました。皮肉にも水産業を復活できる機会が訪れ、漁船や加工流通施設など、ハード面は復活した中、現場はどうなっているでしょうか?
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2024/02/29 片野 歩
海外に釣りに行けば大きな魚が釣れる。そう思っている釣り人は多いのではないでしょうか。日本の海は、世界三大漁場の一つに含まれているのに、なぜ日本ではなく、海外では大きな魚がたくさん釣れるのでしょうか。
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2024/02/19 真田康弘
サバが不漁に喘いでいる。水産加工業者の倒産なども起きているが、その背景には国の楽観的な資源評価にあり、漁業者からも批判が出ている。このままではサバは「不漁」のままなのか。
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2024/02/01 真田康弘
日本の水産業の衰退が止まらない中、業界団体が強く要望し、増額を続けてきたのが、公共事業と補助金の投入である。中でも手厚い支援がされているのが、漁業者への減収補填プログラム。資源管理を実施した漁業者への支援だが、その運用に疑問符が付く。
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2024/01/23 片野 歩
2023年の年末カニ商戦は好調でしたが、これはロシアへの制裁による国際買い付け競争が落ち着き輸入価格が大幅に下がった一過性のものだ。今回は国内に目を向け、とてももったいない国産ズワイガニの資源管理の話をしましょう。
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2024/01/15 真田康弘
JF全漁連の会長はが新春座談会で「魚資源は人間の手で滅んだことはない」と語った。こうした声を物語るように水産予算が増額されていても、資源管理への配分は低いまま。このままでは、魚はあっても、漁師がいないということになりかねない。
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2023/12/28 片野 歩
サバの水揚げ最盛期の秋は過ぎても、資源があると言われているサバはほとんど見つからず、ほとんどが小サバ。資源がなくなっているのは事実で、実際の漁獲量より大きな漁獲枠が設定されていて、漁業者は悪いと思っていても獲らざるを得ない状況となっている。
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2023/11/27 真田康弘
日本の捕鯨事業が補助金に依存する状態から脱却できていない。それは、1987年から国費による補助のもと調査捕鯨が開始され、2000年代には約10億円前後が国庫から支出されている。捕鯨の将来へビジョンを持つことが求められる。
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