日本の漁業 こうすれば復活できる
海に囲まれた日本にとって重要な産業である漁業の危機が続いている。国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の一つである「海の豊かさを守ろう」を果たしながら、産業としてどう復活させていくのか。その処方箋を示していく。
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2023/11/27 真田康弘
日本の捕鯨事業が補助金に依存する状態から脱却できていない。それは、1987年から国費による補助のもと調査捕鯨が開始され、2000年代には約10億円前後が国庫から支出されている。捕鯨の将来へビジョンを持つことが求められる。
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2023/10/31 片野 歩
卵を抱え、脂ものったお馴染みの干しシシャモ。原料の2大供給国は、ノルウェーとアイスランドで、漁獲可能量は約20万トンと、22年の漁獲量が200トンまで落ち込んだ北海道と3桁違いの数量です。どうしてこれだけ差が出てしまったのか。
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2023/10/11 片野 歩
東電福島第一原発の処理水海洋放出に対して、中国が日本産水産物の輸入を8月末から停止しました。近年、これによく似たケースがあります。最大の顧客でったロシアから輸入停止された、世界第2位の水産物輸出国であるノルウェーです。
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2023/10/03 真田康弘
水産庁の24年度予算の概算要求は、前年度から大幅に増額している。水産予算はここ数年、大幅に膨張。漁業法改正に伴う水産改革がきっかけだが、中身を見てみると、非常に目立つものの一つが漁港整備等に充当される公共予算。それは適切なのか。
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2023/09/20 片野 歩
かつて毎年8月末頃から1尾100円前後で売り場を埋め尽くしていた秋の風物詩サンマ。しかし、その光景はすでにありません。「今年こそは」と期待しても、すでに諦めている方は少なくないはずです。なぜなら、日本の漁業そのものに問題があるからです。
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2023/07/26 片野 歩
世界一の漁獲量を誇っていた日本の漁業が、今では生産量が増える世界に対し減少の一途を辿っております。なぜ魚が減っているのか? なぜ魚が獲れるのに禁漁するのか? 世界と比較します。
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2023/06/19 片野 歩
2022年度の漁業と養殖の合計数量が1956年に現行調査を開始して以来、初めて400万トンを下回り、過去最低記録を更新しました。海水温の上昇が原因だと報道されていますが、日本の海の周りだけが水温が上昇しているわけではなく、他の海域で魚が減…
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2023/05/16 片野 歩
日本の魚が減った原因の一つとして、「中国や韓国が悪い」というコメントが出てきます。それは本当なのか。外国漁船の影響がない瀬戸内海の漁獲データを基に太平洋側と比較し、その誤解を解いていきます。
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2023/04/18 片野 歩
塩サバ、シメサバ、サバ缶など。日本人にとってサバは、漁獲量が多くもっとも身近な魚種の一つ。しかし、サバの詳しく資源動向や問題点が明示されている例は見当たりません。そこで科学的なデータを基に、将来もサバを食べ続けられるために示してみます。
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2023/04/04 真田康弘
北太平洋の漁業資源を国際管理する北太平洋漁業委員会が2023年3月、札幌で開催された。最大の議題は毎年漁獲量が激減しているサンマの資源管理だったが、合意した漁獲枠は近年の漁獲量を大きく上回るもので、資源管理に効果的とは思われないものだった。
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2023/02/28 片野 歩
サバ不漁によるサバ缶休売がニュースになっています。一方、マイワシが大漁だからイワシ缶があるでは? と思われるかも知れません。しかし、もったいない漁業が繰り返されるという根本的な問題は解決されておらず、その先に待つのは資源の減少です。
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2023/01/08 片野 歩
IUU漁業という言葉をご存知でしょうか? 持続可能な開発目標(SDGs)14.4に出ていて、世界ではその廃絶が進められています。わが国ではIUU漁業という言葉とその意味自体が、ほとんど知られていないというのが現実ではないでしょうか?
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2022/12/04 片野 歩
2022年11月、世界の人口が80億人に達するという報道がありました。世界では、人口増加が続き、30年には85億人に達することが予想されています。人口が増えれば、必要な食糧が増えます。その中の水産物の未来について、データに基づいて解説しま…
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2022/11/06 片野 歩
日本海でズワイガニ漁が解禁となりました。日本のズワイガニの資源管理は、ロシア、米国、カナダ、ノルウェーなどの国々とは「根本的に」異なります。その結果、日本とその他の国々とでは、資源量が大きく異なることを解説します。
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2022/10/26 片野 歩
サケ(シロサケ)が産卵のために川を遡上していくのは秋の風物詩です。しかしながら、かつて大量に水揚げされたサケの漁獲量が減少しています。一般的に気づかれていない視点から、サケの回帰量が本格的に回復しない理由について考察してみます。
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2022/10/04 片野 歩
日本の魚は国産、輸入水産物ともに毎年供給が厳しくなっている。このような厳しい供給環境下で、日本の水産物の資源量をサステナブルにすることは急務です。注目したい魚種の1例として北海道のニシンを挙げます。
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2022/09/04 片野 歩
小さな魚を獲ってはいけないことは誰にでもわかるはずです。しかし、それは大概、どこか他の国のことで、自分たちには関係がないことと思うことでしょう。しかしながら、その問題は、ごく身近にあるのです。
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2022/08/20 片野 歩
例年通り8月20日に、サンマの棒受け網漁の大型船の出漁が始まった。しかし漁獲量は減り続けており、魚価は大幅にアップしている。世界的な資源争奪戦も繰り広げられており、残念ながら大衆魚のサンマが大衆魚ではなくなりつつある。
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2022/07/21 片野 歩
水産物の水揚げが減少した理由としてよく挙がるのが、海水温の上昇です。確かに海水温の上昇は、エサになる動物性プランクトンの減少など資源状態に影響を与えます。環境要因が自然に与える影響は否定できません。ところで……です。
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2022/07/11 片野 歩
日本では人工的に孵化させた稚魚を放流して、水産資源を増やそうという種苗放流が全国で約70種も行われています。ところが、世界に目を向けてみると、どうやら効果が薄いことがわかりました。「間違っている前提に基づく正しい答え」と言えるでしょう。
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