日本の漁業 こうすれば復活できる
海に囲まれた日本にとって重要な産業である漁業の危機が続いている。国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の一つである「海の豊かさを守ろう」を果たしながら、産業としてどう復活させていくのか。その処方箋を示していく。
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2022/07/06 真田康弘
WTO閣僚会議で、足かけ20年以上の交渉に区切りをつける漁業補助金協定を採択した。市場による競争を歪め、過剰な漁獲能力をもたらし、乱獲を誘発する補助金を禁止するもので、日本の国益にも通じるものだが、わが国は緩める交渉方針を取り続けている。
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2022/06/24 片野 歩
魚が減ったのなら養殖すればよいのでは? と考える人は少なくないでしょう。実際に養殖物なしに世界全体の水産物の供給を賄うのは困難な状況となっている。ただ、養殖物といっても、天然物の資源量と密接に関わることを忘れてはならない。
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2022/06/20 真田康弘
昨今、持続可能な開発目標「SDGs」という言葉を新聞やテレビなどのメディア媒体で見ない日はない。ところが、水産物になると、そもそも知られてすらいない。原因の一旦は、日本で出回る認証商品自体の少なさである。
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2022/05/29 片野 歩
2021年の水産物の漁獲量(天然と養殖の合計)が417万トンと、比較可能な1956年以降で、過去最低を更新しました。国内での水揚げ量不足を補填してきた輸入水産物の減少は続いていますが、ここにきてさらに円安という新たな問題が発生しています。
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2022/05/09 片野 歩
燃料高騰が、さまざまな交通機関、そして漁船にも影響を及ぼしています。ロシアのウクライナ侵攻により、さらに上昇することが懸念されています。漁業と燃料の関係と、その対策方法について、海外との比較を通じて気付いていただければと思います。
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2022/05/04 真田康弘
新年の風物詩、豊洲初競りの大間マグロのヤミ漁獲問題がニュースを賑わせて久しい。漁獲量の虚偽報告は漁業法違反であるが、多くがお咎めなしの現状だ。密漁をどう防ぐのか。漁業先進国での取り組みを見て考えたい。
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2022/04/23 片野 歩
青森県大間での水揚げ量の誤魔化しによるクロマグロの「横流し」、熊本県での長年にわたるアサリの産地偽装、暴力団の資金源と見られているナマコの密漁逮捕が報道されました。違法な水産物は次々出てくる始末です。
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2022/03/28 片野 歩
2014年のロシアによるクリミア併合以降、水産業の改革がロシアで一気に進んでいる。その結果として、日本のEEZ内で大型のロシア漁船が操業している。翻ってわが国はどうするべきか考えてみたい。
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2022/03/26 真田康弘
「熊本県産」とされていた外国産のアサリやマグロ漁獲の過少申告、密輸されるウナギの稚魚――。違法な漁業による水産物が日本に多く入っている。これを見過ごしてしまえば、日本漁業は瓦解の危機に直面してしまう。
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2022/03/06 片野 歩
脂がのったサバといったら、スーパーに並ぶ塩サバや、弁当などでお馴染みのノルウェーサバではないでしょうか? ノルウェーサバが日本市場を席巻している背景を通じて、日本の魚が消えて行く理由に気づいていただきたいと思います。
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2022/02/17 片野 歩
2020年に改正漁業法が施行されたものの、資源評価やTAC(漁獲可能量)の設定、漁船や漁業者に漁獲枠を配分する個別割当制度(IQ他)を始め、科学的根拠に基づく世界的に見て遜色がない水産資源管理は、まだこれからという段階です。
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