-
2025/11/22 田部康喜スーパー戦隊シリーズは、50周年をもって幕を降ろすことが明らかになった。テレビは、大人向け番組よりも子ども向け番組をどう舵取りしていくのか、その正念場に立っているといえる。
-
2025/11/01 田部康喜Netflix制作による世界配信ドラマ『今際の国のアリス』がついに、season3となって配信されている。世界的な人気は前作、前々作にもまして衰えない。壮大な世界観と、登場人物たちの内面の多様性と変化が世界をとらえている。
-
2025/10/07 田部康喜「AI革命」時代の到来と米国一極集中が揺らぐ中で、高市早苗が新首相に就くのは必然である。世界秩序が大きく変化を遂げようとし、荒波が列島に打ち寄せている今、日本の民主主義の針路を決める、新たな「選挙の形」が浮かびあがってくる。
-
2025/08/30 田部康喜米アカデミー賞やエミー賞、三大国際映画祭だけでなく、動画配信サービスのドラマ出演も俳優の勲章になっている。Netflixで7月末から配信が始まった『グラスハート』は世界に売り出す国内テレビドラマとなりそうだ。
-
2025/08/20 田部康喜昭和100年、敗戦80年の年を迎え、テレビは当時の映像を高精細化して再現するなどの取り組みが進められている。「戦争経験者が減っていく中、教訓をどう残していくか」と、決め台詞のように流れている中、ジャーナリズムに何が求められているのか。
-
2025/08/07 田部康喜『しあわせな結婚』は、ヒットメーカーの脚本家・大石静が、阿部サダヲと松たか子の新婚夫婦をめぐる過去の殺人事件の謎を解き明かす異色のサスペンスである。今期ドラマの最高傑作になる予感がする。
-
NHKスペシャル『命を診る 心を診る~小児集中治療室の日々~』
2025/07/26 田部康喜NHKスペシャル『命を診る 心を診る~小児集中治療室の日々~』は、東京・世田谷の「国立成育医療研究センター」の小児集中治療室の現場を半年にわたって取材した。繊細なケアが求められる難病を抱えた子どもたちの治療の実情を見せている。
-
2025/07/05 田部康喜『ひとりでしにたい』は、綾瀬はるかのコメディアンヌの才能が爆発的に笑いを誘う傑作ドラマである。終活ギャグマンガ『ひとりでしにたい』(カレー沢薫)を原作とした、大森美香の脚本のテンポはいい。
-
2025/06/23 田部康喜大川原化工機が製造する液体を粉体に加工する「噴霧乾燥機」について、警視庁公安部が外国為替および外国貿易法違反の容疑で代表取締役らを逮捕した事件は、異例の“冤罪事件”となった。なぜ冤罪は起きたのか。NHKスペシャルと著書が解き明かしている。
-
2025/06/07 田部康喜「あなたを奪ったその日から」は、北川景子が本格派女優として、成長を遂げるかどうかの試金石となる作品である。サスペンスの中でも、本作は、被害者が加害者となるという舞台設定のなか中で、観る者を揺さぶる傑作である。
-
2025/05/28 田部康喜「賢者の投資家」ウォーレン・バフェット氏が引退すると発表した。日本のテレビ、新聞は投資の方向性がどのようになるのか、果たしてバフェット氏が率いてきたような運用実績をあげることができるかに焦点を当てている。これは正解でもあり誤りでもある。
-
2025/04/29 田部康喜NHK朝のテレビ小説『あんぱん』は、脚本家の中園ミホがやなせたかしの絵本や著作を読み込んだうえで作り上げたセリフが心に染み入る傑作である。ヒロイン役の今田美桜は女優として大きな転機となり、「代表作」となるのか。
-
2025/04/19 田部康喜NHKドラマ10『しあわせは食べて寝て待て』は、難病にかかった麦巻さとこ(桜井ユキ)が季節の食材を活かした「薬膳」と、周囲の人々によって生きる気力を取り戻していく異色のドラマである。
-
『家政婦のクロミは腐った家族を許さない』『地獄の果てまで連れていく』も
2025/04/05 田部康喜深夜ドラマは珠玉の短編である。民放の無料配信サイトのTVerのドラマ部門のランキングでは、ゴールデンタイム帯のドラマの数々をしのぐこともある。Netflixに配信して制作費用でははるかに及ばない作品群とも人気を張り合っている作品もある。
-
2025/03/14 田部康喜NHKスペシャル『約束はどこへ 原発事故14年 さまよう除染土』(3月11日)は、東日本大震災から14年を迎えて、福島第1原子力発電所(1F)のメルトダウンによる除染土の問題を追ったドキュメンタリーの力作である。
-
2025/03/02 田部康喜脚本家に出演を要請されたとき、喜んで応じるのは天才・宮藤官九郎とバカリズムではないだろうか。バカリズム脚本の『ホットスポット』は、主演の市川実日子を中心に女優陣の会話が絡み合いながら小さな事件が折り重なりコミカルなドラマが進行している。
-
2025/02/23 田部康喜TBS日曜劇場『御上先生』(21時から)は、サスペンスドラマの背景に現代の教育批判がある。過去の学園モノの名作と比べるとき、学園ドラマの「金字塔」として振り返えられる作品となるのではないだろうか。
-
2025/01/29 田部康喜フジテレビの経営層退任にまで至った「中居問題」により、フジテレビの凋落の可能性が指摘されている。しかし、フジテレビはすでに、幾度も凋落の経験者なのである。その歴史と理由を見ていくと、日本メディアの今後の課題にもつながる。
-
2025/01/24 田部康喜“昭和100年”にあたる今年から、直前の大正12(1923)年までをさかのぼるならば、映画とテレビの映像の世紀に重なる。能登半島地震でも、テレビの映像は予想される首都直下型や東南海地震などの災害対策に新たな知見をもたらしている。
-
2025/01/01 田部康喜芝居のなかで喜劇がもっとも演じるのが難しいといわれる。横浜流星や河合優実、永野芽郁、八木莉可子……。ブレイクからトップスターへの階段を上ろうとする俳優たちは、コメディアンやコメディアンヌの演技とともに、「悪の華」となることを求められる。
|
|
|
