長大な物語を観る前に、トミー・シェルビーとその家族、とくに組織を継ぐことになる、息子のデューク・シェルビーについて知るのもいいだろう。もちろん、ドラマをseason1から挑戦するのもよい。
映画『ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男』(2026年)である。ドラマの最終回の4年後の1940年が舞台となっている。大ヒットシリーズと、次の新シリーズをつなぐ傑作である。こちらもNetflixで視聴できる。新シリーズは息子のデューク・シェルビーの物語となっていくのだろう。
ドラマそのものに戻ろう。トミー・シェルビーは、シェルビー家の次男。長男とともに第1次世界大戦を戦った。長男・アーサーはアルコール中毒であり、統率力の強さでトミーが一族と、ピーキー・ブラインダーズのリーダーとなっている。
シェルビー兄弟の伯母であるポーリー・グレイが当初は、一族を実質的に統率していた。トミーや兄のアーサーらのやり口があまりにも乱暴すぎると思って、幾度も忠告している。
トミー・シェルビーの生き様
ピーキー・ブラインダーズのビジネスは、酒場からカジノ、麻薬まで幅広い。民族が異なる集団と取引をしたりもするが、裏切られると徹底的に抗争を続けてたたきつぶす。
トミー・シェルビーは、カネの力とバービンガムの支持基盤をテコにして、ついには下院議員となって、政治の中でも闘争を始める。
血みどろの抗争のなかで、兄のアーサーを失ったり、一族の一員を殺されたりもするが、闘争精神を失わずかつ、冷徹な計算もできる。
ドラマの魅力はひとえに、悪漢でありながら統率力でピーキー・ブラインダーズをまとめていく、主人公のトミー・シェルビーにある。
『HOMELAND(ホームランド)』や『ピーキー・ブラインダーズ』という世界水準のドラマが、日本の家庭で見られている。日本の地上波テレビも映画も競争しがいがあるというものだ。日本制作の『今際の際のアリス』や『幽☆遊☆白書』なども、どうぞご覧ください。
