私のふるさとの愛媛県。海の幸など美味しいものはたくさんありますが、全国の皆さんがイメージするのは、やはり「みかん(柑橘類=温州みかん、中晩柑)」ではないでしょうか。
柑橘類の生産量は、和歌山県などと並んで全国トップクラスです。ただ愛媛県の「温州みかん」の生産量を見ると、私が生まれた1970年代の60万トン台をピークに減少を続け、足元では10万トン程度となっています。もちろん、「紅まどんな」「せとか」など、中晩柑品種の栽培も増えているのですが、みかん農家の高齢化、減少も進んでいます。
そんな「みかん県」の面目躍如ともいえる商品があります。「媛香蔵」のハンドクリームです。10年ほど前、私の実家のすぐ近くにある、松山城のロープウエー乗り場の横にあるお土産物屋さんで出会いました。
私の会社の社員向けにお土産にすると、「すごく香りがいいですね!」と、女性を中心に、とても喜んでもらえました。
この「媛香蔵」を立ち上げた飯尾健一さんにお話を聞きました。
「父親が遊泳プール用の薬品や、ろ過装置を製造する三洋興産という会社を経営していました。私は、大学卒業後、東京のゼネコンに就職した後、家業に戻ってきました。学校のプールの仕事をする中で、目の当たりにしたのが『へき地1級、2級』とされる学校が統廃合でなくなっていく様子でした。
平成の大合併、行政の効率化、都会へのストロー現象……。こうした中で、仕事が、学校が、病院がないからという悪循環で、まちから人がいなくなりました」
これは愛媛県だけではなく、全国の様々な地域で起こっている現象です。
