〈「水の都」が生んだ老舗和菓子〉人情の味がする…

きんつば屋は1930（昭和５）年に、白石さんの祖父が創業しました。その始まりは「水の都」大阪というエピソードです。３代目の白石誠治さんは「父親から受け継いだ味を変えない」という思いで続けています。

〈メイドイン東京のパンを世界へ〉地域とも密着す…

新丸ビルの地下１階にある「ポワンエリーニュ」。レストラン併設のパン屋さん。訪ねてみると、この界隈の老舗カレー屋さんや世界的なアウトドアアパレルメーカーなどとコラボレーションした商品を開発している。短期間で地域と密着できるのはなぜか？

【日本文化の根本に流れる茶道とつながる萩焼】源…

山口県長門湯本温泉の恩湯は曹洞宗大寧寺三世の定庵禅師が長門国一宮の住吉大明神からのお告げによって発見した〝神授の湯〟と伝えられる山口県で最も古い歴史を持つ寺湯です。そんな長門湯本温泉を訪れて、お土産にしてほしいのが「萩焼」です。

【タオルより軽くて吸水性が良くすぐ乾く】酷暑の…

「タオルだと暑いから、手ぬぐいにしよう」。手ぬぐいは、軽くて、吸水性が良くてすぐ乾き、コンパクトで持ち歩きも収納も非常に重宝する一品なのです。

＜出汁マニアおすすめ＞香り高い鹿児島産鰹節で作…

林久右衛門商店「鰹節」

自称「出汁マニア」の私は、「出汁をとる生活をしませんか？」と、いつも言っています。そんな出汁マニアがオススメするのが明治18（1885）年創業の林久右衛門商店（福岡市博多区）。鰹節と『鯛最中お吸物 おめでたい』は是非、お試しいただきたい。

原料は“飲める海水”!? 山口の山と海が作る奇…

百姓庵「海の塩」

塩ほど大切な調味料はありません。食材の味を引き立ててくれるからです。その中でも「これは！」と驚いて、今では、丸の内、日本橋浜町、池袋で運営するカフェ・レストランの全店舗で使っているのが百姓庵の「海の塩」です。

京都の風土が育ててくれる　長文屋「七味唐辛子」

長文屋「七味唐辛子」

京都には「仕出し文化」が今でも色濃く残っています。「黒豆はあの店、ハモはこの店」といった形で、味に一家言ある人たちが、こぞってお気に入りのお店から料理を注文するのです。そんな人たちが、必ず同じことを言うのが「七味唐辛子は長文屋」です。

「生産者の言い値で全量を買い取る」驚きの経営方…

渡辺商店「自然派きくち村」

熊本県菊池市。水資源が豊かな町にある渡辺商店「自然派きくち村」で扱うのは基本的には、有機、自然栽培されたもの。驚きなのは「生産者の〝言い値〟で全量を買い取る」ということです。

静岡と言えば「コーヒー」記憶に残る一杯の豆は「…

イフニコーヒー

静岡と言えば「お茶」と思う方が多いはずですが、私にとってはコーヒーです。10年前、初めて自分のカフェをオープンさせることになったときのこと、真っ先に訪ねたのは、静岡でコーヒー豆の焙煎・卸し・販売をする、イフニコーヒーでした。

謙虚さがこだわりの味を生む

マーロウ「プリン」

マーロウのプリンは、今年40周年を迎えます。考案したのは、現会長の白銀正幸さん（75歳）。

神戸・北野町で姉が育ててくれた味覚

オステリアブッコボロネーゼ

コロナ禍でテイクアウトやお取り寄せを利用した方も多いでしょう。私が「これは！」と思わず唸らされたのが、神戸・三宮センター街にある「オステリアブッコボロネーゼ」のボロネーゼです。妻がよく通っているお店で、冷凍真空パックされたボロネーゼソース…

「型があっての型破り」HIGASHIYAの「ひ…

HIGASHIYA man 丸の内

東京・丸の内といえば、東京だけではなく、日本の玄関口であると言っても過言ではありません。だからこそ、この街で働く人、街そのものも「カッコよくあってほしい」。そんな思いで私は、20年近く丸の内の街づくりにも携わってきました。老舗企業や店舗が…

料理しながら考えた「あったらいいもの」

野田琺瑯

地方に出張や旅行で出かけたとき、楽しみにしていることがあります。道の駅などでその土地の野菜を買って持ち帰り、ぬか床に寝かせることです。ぬか漬けに使っている容器が、創業89年を迎える野田琺瑯（東京都江東区）の「ぬか漬け美人」という琺瑯容器で…

季節の「盛り」を楽しむ　京都・志る幸

鯛ちりめん

季節を楽しむために訪れるお店があります。京都・四条河原町の交差点から「真橋通り」という小さな路地に入ると、「加茂川の西　河原町の東　汁」と描かれた暖簾が見えてきます。今回のお土産は「鯛ちりめん」です。

「伊勢・二軒茶屋餅」変える価値と、変わらぬ価値

「伊勢角屋麦酒」は、世界的に知られるクラフトビールメーカー。伊勢角屋麦酒を率いる鈴木成宗さんと知り合いになり、初めて伊勢を訪ねたとき、ビール工房以上に衝撃を受けたのが「二軒茶屋餅」だった。