2024年10月10日(木)

モノ語り。

2024年9月29日

 新丸ビルの地下1階にある「ポワンエリーニュ」。レストラン併設のパン屋さんです。オープンは2007年。私も東京・丸の内を活動拠点にしているので、「美味しいパン屋さんだ」という評判は聞いていました。20年には、神田錦町に2号店を出します。隣町である淡路町にも私の活動拠点があるので、この情報はすぐに耳に入ってきました。

筆者おすすめの6点セット。「レジェルテ」=ふわふわの生食パン、「ソル」=全粒粉バゲット、アンビザー=あんパン、ピヨトル、ショコラ=チョコパン、レモンケーキ(写真・鈴木優太)

 早速訪ねてみると、この界隈の老舗カレー屋さんや世界的なアウトドアアパレルメーカーなどとコラボレーションした商品を開発しているので、驚かされました。こんなに短期間で、地域と密着できるのはなぜか? 「まちづくり」を生業にしている私は、パンよりもむしろ、それが知りたいと思いました。すると、共通の知人がいることが分かり、仕掛け人と会うことができました。それが、柏木貞臣さんでした。

 ポワンエリーニュはその後、八重洲、神楽坂にも出店して4店舗体制となりました。取材をさせて頂いたのは、東京ミッドタウンの1階にある八重洲店です。入り口には、製粉機が鎮座していて、通路にはレストランで使う薪が積んであります。

 「ミッドタウン八重洲の中に入居しているこども園の子どもたちも見学に来てくれます」(柏木さん)

 丸の内と八重洲は東京駅の東西自由通路を挟んですぐですが、こんな近くに出店して違いはあるのでしょうか?


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