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母屋は苔のむした立派な茅葺きの屋根。正子たっての希望で、購入した時のままの状態を維持している(WEDGE以下同)
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玄関をくぐると洋風のリビングが現れ、雰囲気が一変する。次郎は決まって手前の席に腰かけ、よくテレビを見ていたという。テーブルセットの周りには夫妻の愛用品の他に、吉田茂が愛用していたステッキも飾られている
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書籍なども当時のまま残された正子の書斎。壁には正子が崇敬した明恵上人の座禅画がはられている
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英国留学前、17歳の次郎が父から初めて買い与えられた米国車と同型の車がガレージで来客を出迎える
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ミュージアムとなっている居室内には季節ごとに陶磁 器やガラス、染織類が展示されている。これらは〝コレクション〟ではなく、実際に使うために購入された逸品たちだ
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終戦直後の米国雑誌。次郎はこうした現地の雑誌などを読んで情報収集をしていた
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日曜大工が得意だった次郎。実際に使っていた数多くの工具がそのまま残っている
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次郎が正子へ作ったブラシ入れには 「Hope SHE be MORE TIDY!」という何ともお茶目なメッセージが書かれている
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ガレージにある「シラス」とくりぬかれた木箱も次郎のお手製だ。武相荘にはそこかしこに〝生活〟と〝遊び心〟が散りばめられている