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春帆楼(左)と隣接する日清講和記念館(右)は源平合戦の舞台となった関門海峡を見下ろす高台に立っている(WEDGE以下同)
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日清講和記念館には年間で9万人以上が来館しているという。取材した日も、訪日外国人が次々と来館していた
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春帆楼の門には歴史を感じられる瓦斯(ガス)灯がある。館内にも迎賓館としての歩みを感じられる品々が随所に飾られている
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「春帆楼」の屋号は、春うららかな眼下の海にたくさんの帆船が浮かんでいる様から、伊藤博文が名付けたという。 看板にも使われている店名ロゴには、伊藤博文が友人に宛てた手紙にあった文字が使用されている
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改装後の春帆楼も迎賓館として愛されており、4階には昭和天皇が宿泊された「帝の間」が保存されている
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日清講和記念館は鉄筋コンクリート造りであったため、奇跡的に戦火を逃れた。館内中央には会議場が完全再現されており、歴史的な成果を残した交渉の場を肌で感じられる。館内には伊藤と李の遺墨なども展示されている
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伊藤と李が座った最も格の高い肘掛け付きの椅子は英国式のフレームに黒漆金蒔絵が施された和洋折衷のデザインだ
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室内に置かれた調度品はレプリカではなく、すべて当時実際に使用されたものだ。展示室内では伊藤らが座った席が分かるように示されている
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机の上には実際の会議で使われたペンやインク壺、硯箱などが、写真を基に再現して置かれている
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部屋の端におかれたフランス製のストーブ。机上のもの以外にも火鉢やランプなど、当時、室内に備わっていたものが忠実に再現されている