Wedge REPORT
ビジネスの現場で日々発生しているファクトを、時間軸の長い視点で深く掘り下げて、日本の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。
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CO2削減中期目標、こんな決め方でいいのか
2009/06/02 大江紀洋「90年比▲7%が落としどころ」との論調強める新聞各紙。国民の生活は?国益は?――労働者代表として基幹労連・神津事務局長に聞いた。
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世界は活況なのになぜ?
2009/06/02 WEDGE編集部世界市場では最大手の三菱重工でも13位。国内ですら約8割を海外メーカーが担う風力発電。一方で盛り上がる太陽光発電との違いとは何か。
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2009/05/26 WEDGE編集部「金持ち優遇批判」が政府の景気対策にとって大きな壁となっている。極端なやっかみ感情は、自分たちの全体利益を減らす結果を招くこともあるということに、国民はそろそろ気づくべきだ。
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ご都合主義の受入れ策に異議!
2009/05/20 WEDGE編集部不況で雇用が失われていると思いきや、単純労働から高度人材まで外国人が不可欠な人材として重みを増している。現場からあがるのは「日本人より頼りになる」との声。今こそ長期的視野で受入れ態勢を真剣に議論すべきだ。
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日本の努力を反映した公正な数値を示せ
2009/05/20 市川祐三まもなく首相が決断するとみられる温室効果ガス削減の中期目標。先導的役割を果たすために高い数値を掲げよとの情緒論は完全な誤りだ。世界最高の低炭素社会を実現した日本が掲げるべきは「05年比▲4%」である。
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ご都合主義の受入れ策に異議!
2009/05/20 WEDGE編集部大不況で働く場所が失われていると思いきや、単純労働から高度人材まで外国人が必要不可欠な人材として重みを増している。現場からは「日本人より頼りになる」との声があがる。不況の今こそ長期的視野で受入れ態勢を議論すべきだ。
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シャープの大転換
2009/05/07 WEDGE編集部4月8日、シャープの経営戦略説明会。片山幹雄社長は、業績下方修正と引き換えに、新しいビジネスモデルの導入を高らかに宣言した。キーワードは「地産地消」と「エンジニアリング」。社運を賭けたかに見えるこの大変革を、どう捉えればよいのだろうか。
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2009/05/06 下條正男竹島の武力占拠にとどまらず、韓国は「日本海」という呼称を韓国式の「東海」に改めるべきと、国際世論工作に躍起となっている。わが国は、既成事実を積み上げる韓国の動きに、相変わらず危機感を欠いたままだ。しかし歴史を紐解けば、韓国が根拠薄弱なのは…
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日本の強みとなすべきこと
2009/04/28 WEDGE編集部欧米中の太陽電池ベンチャーに猛追される日本勢。その強みは40年以上積み上げてきた生産技術と信頼性の実績にある。「太陽電池技術の次なるステップを担うのは我々だ」と自身を見せる日本勢だが、半導体や液晶の失敗の歴史を繰り返さないために、企業と国…
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2009/04/28 大泉一貫カルテル紛いの需給調整が、未だ農政の本丸に据えられている。07年参院選の自民党大敗で「利権トライアングル」が強固になったからだ。細々と自給する零細農家にまで支援の手を差し伸べる「米価維持」政策は競争力ある農家の足を引っ張るだけでなく、国民…
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復権図る日本をとりまく悲観論
2009/04/22 WEDGE編集部投資マネーと迅速な経営判断で急成長する、欧米中の太陽電池ベンチャー。70年代から唯一研究・生産を続けてきた日本メーカーは、軒並み大きくシェアを失った。経産省は補助金を復活し、日本の雄シャープは社運を賭けてビジネスモデルを一新する。多くの悲…
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2009/04/03 原田 泰2月23日、厚生労働省が示した年金の財政検証結果をめぐって、批判が集中した。政府公約「所得代替率5割」の確保のために、前提を甘めに見積もっているからだ。振り返れば、「年金改革」と称するものは常に小手先の数字合わせにとどまり、「消えた年金」…
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2009/03/27 WEDGE編集部携帯電話やデータ通信は日本が世界を牽引する数少ない分野のひとつ。2010年には光ファイバー並みと言われる、次世代(3.9世代)携帯電話サービスが始まるが、市場の飽和感で事業者のインフラ投資への意欲は減退している。通信行政のさじ加減を間違う…
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2009/03/20 WEDGE編集部エリートと揶揄されることが多い官僚だが、深夜残業にうつ病、果ては家庭崩壊と、その現実は厳しい。官僚たたき一色のなかで公務員制度改革が進んでいるが、一歩引いて、「公務員制度改革」の中身を冷静に考えたい。いまの政治家に任せて国はよくなるのか?…
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2009/02/27急速な景気悪化で、軒並み赤字決算に陥る日本の大手電機メーカーだが、活況を帯びる格安ミニノートパソコンで台湾勢に後塵を拝する姿を見れば、長年の課題であるコモディティー化に未だ対応できない姿が浮かび上がる。高機能化で消費者を高価格品に誘導し、…
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2009/02/20 WEDGE編集部雇用環境の急変に、珍しく政治の対応も早かった。「介護、農業を雇用の受け皿に……」。一石二鳥とばかりに政治家は自画自賛するが、自らの失政のツケを忘れたとはいわせない。長時間労働、低賃金で、資格を持つ人でも仕事に就かない介護。「バラマキ」を続…
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2009/02/20 隂山英男待ったなしの学力低下には、具体的な処方箋がある。問題は、横並びに安住し、「新薬」の処方に二の足を踏む、教育界の閉鎖性にある。小学校校長時代に学力向上を成し遂げた筆者はいま、大阪府の教育委員として、教育界の内側から改革に挑む。伏魔殿を崩す突…
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日本の感性に寄り添う生き方
2009/02/20夏の夜の闇を飛ぶ蛍の淡い光に生命のあり方の本質を見るように、日本人は美しい四季のなかで繊細な感性を育んできた。いまこそ、この感性を日本の強みとして生かすべく、そのすばらしさを私たち自身が生き生きと語ることが大切である。
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