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こうの史代原作の漫画のドラマは現代篇のエピソードも加えて
2018/08/22 田部康喜TBS日曜劇場「この世界の片隅に」は、こうの史代原作の劇場版アニメーションの大ヒットあとを受けながらも、テレビが描く「いま」の現代篇を織り込んで新たな映像表現に仕上がっている。
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清原果耶の看護助手が直面する妊婦たちの苦悩
2018/08/08 田部康喜病院モノのドラマの多くが、救急医療に携わる医師や難病を解決する名外科医を主人公にしているとは異なって、「透明なゆりかご」の母子家庭にあって懸命に働こうとしているアオイという、少女の物語は強く心に残る。病院モノの既成概念の打ち破る傑作である。
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2018/07/25 田部康喜
青春ドラマは、若者たちだけのものではない。胸を締めつけられるような哀しみと、躍動する喜び。青春の思い出は、年を重ねるにつれて、昨日のことのようによみがえる。ドラマと映画が過去に引き戻すのである。
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2018/07/11 田部康喜
オウム真理教による一連の事件の首謀者とされた、麻原彰晃(本名・松本智津夫)元死刑囚とその弟子6人が7月6日に死刑が執行された。7月8日のNHKスペシャルでは、麻原の弁護団が1996年6月から8年間にわたって、接見した極秘の記録を掘り起こし…
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「花のち晴れ」「デイジー・ラック」も……
2018/06/28 田部康喜刑事ドラマも、病院モノもそれなりにおもしろい。しかし、いま純愛ドラマの時代ではないだろうか。
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2018/06/13 田部康喜
「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」は、脚本の黒岩勉が舞台をフランスから日本に翻案。主人公のモンテ・クリスト・真海に生まれ変わって復讐に燃える、漁師の柴門暖にディーン・フジオカが起用された。
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NHKスペシャル「日本の諜報 スクープ 最高機密ファイル」
2018/05/23 田部康喜NHKスペシャル「日本の諜報 スクープ 最高機密ファイル」は、米国のNSAおよびCIAの元職員だった、エドワード・ジョセフ・スノーデンが在職中に入手した「スノーデン文書」に基づいて、これまでほとんど知られていなかった日本の諜報機関の実態に…
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2018/05/09 田部康喜
韓国のテレビドラマをリメークした、脚本家の尾崎将也のストーリーは過去と現在の場面をテンポよく展開しながら、未解決事件にひそむ人間の業と情念が観る者の心を揺さぶる。今期の刑事ドラマの最高傑作である。
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米朝首脳会談を前にして北朝鮮を多角的に分析する
2018/04/27 田部康喜NHKスペシャル「シリーズ 金正恩の野望」は、史上初めての米朝首脳会談を前にして、金正恩の人物分析、権力の掌握の源泉となっている「39号室」と呼ばれる、外貨獲得機関、そして核・ミサイルは本当に放棄されるのか、世界各地の取材を通じて多角的に…
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脚本・古沢良太作品は月9の低迷を救えるか
2018/04/11 田部康喜コン・ゲームは、映画では詐欺師たちが大金をつかんで幕を閉じることもできるが、公共の電波にのるドラマは、そうもいかないようだ。
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「メルトダウン File.7 そして冷却水は絞られた~原発事故 迷走の2日間~」
2018/03/28 田部康喜福島第一原子力発電の大事故から7年。NHKスペシャルはその原因の追究を続けて、File.7に至った。政府、東京電力や原子力の専門家のインタビューと事故に関するデータ分析、それに加えて再現ドラマの手法は一貫して変わらない。
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脚本・坂元裕二のセリスが静かにクライマックスに
2018/03/14 田部康喜両親に捨てられるように施設に預けられた、辻沢ハリカを広瀬すずが演じる「anone」は、脚本・坂元裕二の静かなセリフが物語を深めて、クライマックスを迎えようとしている。
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今季の最高傑作、脚本・野木亜紀子のセリフが心にしみる
2018/02/22 田部康喜石原さとみが法医解剖医という新たな演技の領域に踏み込む、TBS「アンナチュラル」は、今季のドラマの最高傑作である。
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2018/02/08 田部康喜
NHK未解決事件シリーズFile.6は、朝日新聞阪神支局の小尻知博記者を散弾銃によって射殺した事件をはじめとする一連の「赤報隊事件」に、実録ドラマとドキュメンタリーで迫った。
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原作・林真理子、脚本・中園ミホが描く女性群も見もの
2018/01/19 田部康喜NHK大河ドラマ「西郷どん」の第1回「薩摩のやっせんぼ」は、冒頭に現代の上野が映し出される斬新なスタートだった。
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NHKアーカイブス「あの日 あの時 あの番組」
2017/12/20 田部康喜NHKが過去の番組を再放送する「あの日 あの時 あの番組」シリーズは、1991年に放送のNHKスペシャル「我が友 本田宗一郎~井深大が語る“技術と格闘した男”~」を12月17日に放送した。
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世界を変えた「評価されない英雄」の物語
2017/12/06 田部康喜巨額の不正経理によって経営危機に陥った東芝。半導体子会社を分離独立したうえで、増資を図ることで経営の継続を目指している。東芝の破綻を救ったのは、同社の研究部門を率いて「フラッシュメモリー」を開発した、舛岡富士雄の功績である。NHK「ブレイ…
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赤ひげ・船越英一郎と保本登・中村蒼、山本周五郎原作が描く「時代」
2017/11/24 田部康喜山本周五郎の代表作である「赤ひげ診療譚」は、映画もドラマも、赤ひげと養生所に集う医師や賄い婦、貧困にあえぐ庶民たちに囲まれながら、保本が成長していく「教養小説」といえるのではないだろうか。
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小泉今日子、満島ひかり、菅野美穂……おばさんが暴く冤罪
2017/11/08 田部康喜宮藤官九郎が脚本を手がける、TBS「監獄のお姫さま」は、天才クドカンによるパロディーやギャクが満載のドラマである。テーマは、冤罪事件の真相を暴こうという推理もの。
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アクション、ラブロマンチック……「お決まり」満載
2017/10/25 田部康喜様々な深刻なテーマについて、シーンの展開も軽やかに微笑を誘う大団円に至るのは、綾瀬のコメディアンヌぶりと、あざやかなアクション、夫とのラブロマンチックが「お決まり」ごととして巧みに織り込まれているからであろう。
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