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2018年6月21日

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乗り物に乗っているときに自動的に適用される保険

ライドセーフのアプリ

 とりあえずはライドシェアの利用者が集中するロサンゼルスとニューヨークで開始された保険だが、今後全米にサービスを広げる予定がある、という。この保険で注目すべき点はやはりスマホアプリの連動性だろう。カーシェアリングや自転車シェアリングも基本はスマホアプリだ。つまりこのサービスは今後個人保険としてあらゆる乗り物関連のビジネスに広がる可能性がある。

 しかも、米国ではウーバーが公共交通機関とウーバーのサービスを連動させ、同じスマホのプラットホームで、例えば電車と電車を降りた駅から自宅までのウーバー、というような組み合わせを提供しようとしている。アプリで電車のチケット予約購入までできる、というシステムだ。

 また、アムトラックがテキサスで計画進行中の米新幹線のチケットをアムトラックのアプリで購入できるシステムを考案中、など公共交通機関の乗り入れ、さらにラストマイルソリューションとしてのライドシェアや自転車シェアとの組み合わせが一気に進んでいる。ライドセーフには車に限らず鉄道でも飛行機でもバスでも「乗り物に乗っているときに自動的に適用される保険」として大化けする可能性が秘められている。

 自動運転が普及した時保険を提供するのは自動車メーカーか個人か、という議論は以前からあったが、自動車保険という概念が消え、このような個人保険が中心になる時代が訪れるかもしれない。今後この分野に参入する保険会社は増え、競争が厳しくなることも予想される。

  
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