2022年12月10日(土)

WEDGE REPORT

2018年10月12日

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出井康博 (いでい・やすひろ)

ジャーナリスト

1965年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『THE NIKKEI WEEKLY』の記者を経て独立。著書に、『松下政経塾とは何か』『長寿大国の虚構―外国人介護士の現場を追う―』(共に新潮社)、『ルポ ニッポン絶望工場』(講談社+α新書)。近著に『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)など。

増加が続く在日ベトナム人の犯罪

 在日ベトナム人の犯罪も増加が続く。17年に警察が検挙したベトナム人の犯罪は前年比で約6割増の5140件に達し、中国人を抜いてトップとなった。留学生がベトナム人刑法犯に占める割合は4割を超える。つまり、“偽装留学生”の急増に伴い、不法残留や犯罪も増えているわけだ。

 彼らは借金漬けで来日し、低賃金・重労働の仕事に明け暮れる。「留学」を出稼ぎに利用しようとした揚げ句、日本で労働力として酷使されるのだ。そんな生活に嫌気を覚え、不法就労、さらには犯罪に手を染める者も現れる。

 「人手不足」を免罪符として“偽装留学生”の流入を認め続けていれば、留学生の質は悪化していく一方だ。それは日本社会にとって、そして留学生自身にとっても決して好ましいことではないはずだ。(続)

  
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