2024年7月23日(火)

中年留学日記

2011年7月26日

 5-6年前に友人のアメリカ人と話をしたときには、アメリカの口座をつくるのなんてすごく簡単だよ、なんて言われ、その言葉をすっかり信じ込んでいたのだが、さすがに2時間は長い。やはり簡単なことではなかった。やはり9・11や国際的なテロリストなどのマネーロンダリング(資金洗浄)などを警戒して、一般人が新規口座を作るのにも各段階のチェックが厳しくなっているのかな、と思った。

 ふりかえってみると生活基盤を整えるのにざっと1週間はかかった。何事も1回で終わらない、ストレスのたまることも多い国だが、一度立ち上がれば意外とスムーズに回るような気がしてくるから不思議なものだ。

独立記念日が日本のお盆

7月4日の独立記念日にあわせて行われるボストン最大のイベントを紹介する垂れ幕。7月4日にあわせて、ボストン市内の至る所にこの種の垂れ幕やポスターが貼られていた

 アメリカにきて初めてわかったのだが、到着した時期がちょうど独立記念日の祝日を中心とした大型の休暇シーズンにかかっており、7月4日の記念日当日にかけていろいろなイベントが行われていた。

 1年を通じてアメリカにはいろいろな祝日があるが、中でも独立記念日は特別な休日のようで、大学などもふくめてみんなが一斉に休む。夏に社会全体が「休みモード」に入るのは、8月の日本のお盆休みの感じに似ている気もするが、趣はやはり全然違っていて、老若男女問わずみんなで陽気に楽しむ国全体の夏のお祭りという感じだ。

 近所の家々の窓にはアメリカ国旗やそれを模した装飾が並び、雰囲気を盛り上げている。歴史的にボストンはアメリカ発祥の地でもあるだけに、大きなイベントが毎年催されており、今年も中心部でコンサートや、市内を流れるチャールズ・リバーで花火大会が行われた。

 東京の隅田川の花火にも似て、テレビの中継も入り、はるばる何時間も運転して近隣の州から来た人のインタビューなどが紹介されていた。我がアパートはチャールズ・リバーからは少し離れているが、大きな花火の爆音が聞こえたので、外に見に出たら、遠くに小さく見えたような気がした。その後はもっぱらテレビ桟敷で花火見物をきめ込んだが、アメリカ生活の入り口でこの国の雰囲気を少し感じることができたかな、と思った。 (次回に続く)


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