宇宙旅行の大衆化は需給次第
我々一般人が気楽に宇宙に行けるようになるのはいつ頃なのだろうか。佐々木センター長によれば、「需給次第」とのことだ。現在、大気圏を出るという意味での宇宙旅行は1000万〜2000万円かかるとされるが、多くの人がその宇宙旅行をしたいと思い、スペースXが実用化を進めているように、一品物のロケットではなく、繰り返し利用できるようになれば、コストは下がる。
多くの人が宇宙に出かけるようになったとき、人類が宇宙、月にでかける意義も生まれてくる。つまり、「経済圏の拡大」だ。多くの人が宇宙へでかけ、月や火星で暮らすようになれば、そこで新しい産業が生まれる。
なぜ、人類は月(宇宙)に行くのか、佐々木センター長の話を聞いていると、それは人類という生き物にとってある意味、宿命的なものなのかもしれない。
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