グーグルもストリーミングゲームに参入する予定
これを後押しする環境もある。グーグルがストリーミングゲームの配信に乗り出すと発表していることだ。アップルも同様に、ストリーミングゲームに参入する予定だという。
グーグルのサービスはStadiaという名称で、今年11月からサービスが開始する。すでに専用のコントローラーを含めた「ファウンダーズ・エディション・パック」を129ドル99セントで予約販売している。
ところでこのパッケージには3カ月間のStadia Proサービスの利用料が2人分含まれている。Proサービスは月に9ドル99セントでグーグルのゲームライブラリにアクセスが可能、というサービスだ。ただしProは「ゲームのNetflixのような、定額でゲームがし放題、というプランではない」とグーグルのプロダクト部門、アンドレイ・ドロニチェフ氏は会見で語った。
近いサービスとしてはXbox Live Goldやプレイステーションプラスが挙げられ、利用者は4K/HDRストリーミング、5.1サウンドトラック、ゲームの割引、さらにほぼ月に1本の無料ゲームなどの特典が楽しめるという。もちろん月額制度のないベーシックプランもあり、こちらはゲームの割引や無料ゲームはない。
ゲームの遊び方としてはグーグルのクロームキャストウルトラを購入してテレビで、あるいはPCや携帯へのダウンロードでも利用できる。ただしゲームをするのに最適な環境を提供する携帯は、やはりグーグルピクセルになる、という。
Stadiaの登場により、ストリーミングで様々なゲームにアクセス出来ることにより、これまで以上にゲーム環境に適した機器、そして通信速度が求められることになりそうだ。ある意味、ゲームの存在が携帯の性能向上の牽引役になっている、とも言えるだろう。
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