Wedge REPORT

2019年10月15日

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大河原克行 (おおかわら・かつゆき)

ジャーナリスト

電機、IT産業を中心に幅広く取材、執筆活動を行う。『ソニースピリットはよみがえるか』(日経BP社)など。

海外からの出展や来場者数が少ない

 だが、CEATECには、大きな弱点がある。

 それは、海外からの出展や来場者数が少ないことだ。

 海外からの出展者を拡大するという点では、世界各国のスタートアップ企業が集結する「Co-Creation PARK」を設置。今年も、米国、スイス、ロシア、インドの企業が出展するパビリオンを設ける。また、米マイクロソフトによる基調講演のほか、海外企業によるセッションも行う。

 また、海外からの来場者の集客についても、各国の業界団体や政府関係機関などとの連動によって積極的な活動をはじめている。

 しかし、Co-Creation PARKが、米国で1月に開催されるCESのユーリカパーク、10月にドイツで開催されるIFAのIFA NEXTといった同様のコンセプトを持った展示に比べて、規模では大幅に劣ること、海外からの来場者数が前年実績で、わずか2000人に留まっていることなどは長年に渡るCEATECの課題となっている。

 今年から、「CEATEC JAPAN」という名称から「JAPAN」を外し、日本の国内だけを対象にしたイベントではなく、グローバルに向けて発信するイベントとしての側面を強調した。

 まずは名前から国際イベントへと踏み出したCEATECだが、名実ともに国際イベントへと進化するには、まだ時間がかかりそうだ。

  
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