2023年1月30日(月)

Wedge REPORT

2020年7月11日

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参入障壁の低い食品業界

児玉直人さん

 食品業界は一般的に参入障壁が低いとされる。その一方で、1年以内に4割以上、3年で7割が廃業する。

 「たくさんの人が夢を叶えることができるわけですが、生き残れるかどうかは別問題で、それはパティシエの世界だけではなく、食品業界に共通して言えることです。だから、そうした人たちに役立つ情報発信をしていきたい」と児玉さん。

 児玉さんの実家は、鹿児島で洋品店を営んでいる。決して経営は楽ではないが、現在も営業中だ。そんな両親の姿を見て、幼いころから、いつか事業を立ち上げたいと考えていた。そこで、美容師の専門学校を出て大阪の美容院に就職した。固定のお客さんがついてくれるようになったことで、世の中には色々な職業があることを知った。そのなかで、縁あって経験することになったのが人材派遣業だった。

 そこでの経験を活かして、飲食業界に特化した人材社を起業した。最初は経営者としての気負いや戸惑いなどから失敗や苦労があったが、そんなときに、声をかけてくれたのは、それまでの仕事で出会った求職企業や求人者だった。人とのつながりから生まれる「情報」こそが大事。それをいま、パティシエに特化した形で行おうとしている。

洋菓子業界初の「オンライン合説」開催

 製菓業界で例年5月に実施していた学生を対象とした企業合同説明会は、新型コロナウィルスの影響で開催が見送られていた。そこでドリームラボは、兵庫県洋菓子協会からの委託を受け、7月26日から3日間の日程で、出展企業30社と就職活動中の学生や転職希望のパティシエが参加して行われる洋菓子業界初のオンラインでの合同企業説明会を運営することになった。

 「紙やFAXが中心でIT化が進んでいない古い業界のため、スマートフォンの使い方から教えなければならないなど、課題は山積し毎日苦難の連続だが、『夢を叶える人たちのお手伝いをしたい』との思いを「ドリームラボ」という社名に込めて創業した私たちの真価を今こそ発揮したい。」と意気込んでいる。

  
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