韓国の安圭伯国防部長官が訪日し、小泉進次郎防衛大臣の地元・横須賀市で会談して、9年ぶりとなる日韓海上捜索救助訓練の再開に合意した。一方、韓国ではカナダ国防調達担当大臣が韓国の潜水艦を視察した。6兆円を超える次期潜水艦事業の受注は防衛産業輸出の未来を左右する。
日韓防衛相会談、首脳のドラムに対抗してピンポン対決?
韓国の安圭伯国防部長官が1月30日、今年初めての外遊先として日本を訪れ、神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀地方総監部で小泉進次郎防衛大臣と会談した。韓国の国防部長官の訪日は、2024年7月の申源湜長官以来およそ1年半ぶりとなる。
会談の場所に選ばれた横須賀は、言わずと知れた小泉大臣の地元。同大臣は「防衛相会談をここで開くのは初めて」と紹介し、「両国の新たな防衛協力の扉が開かれた」と強調した。一方、安長官は「朝鮮半島の安保にも重要な国連軍司令部の後方基地があるこの地で会談できることは意義深い」と応じた。
約55分間の会談で両者は、朝鮮半島の完全な非核化に向けた意思を再確認し、国防相会談の年次開催で合意した。
注目されるのは、99年に始まり17年を最後に途絶えていた日韓海上捜索救助訓練(SAREX)の約9年ぶりの再開だ。また、AI・無人機・宇宙など先端技術分野での協力を模索する方針でも一致した。このほか、韓国空軍「ブラックイーグルス」が沖縄の航空自衛隊那覇基地に初めて立ち寄り、「ブルーインパルス」と交流したことを双方が歓迎した。
安長官は会談に先立ち、横須賀基地に停泊中の米海軍空母ジョージ・ワシントンを訪れ、パトリック・ハニフィン第7艦隊司令官と懇談。韓米同盟と連合作戦態勢の重要性を強調した。会談後には防衛大学校を訪問し、両国間の人的交流の現場を視察している。

