2026年1月7日付の朝鮮日報が、李在明大統領の訪中につき、中韓首脳会談で北朝鮮の非核化や統一問題への言及がなく、李在明に外交原則はあるのかと批判している。
李在明と習近平の首脳会談では、北朝鮮の非核化や南北統一について一切言及がなかった。これに関連する李在明の唯一の発言は、「朝鮮半島の平和のために実行可能な代替案を共に模索していく」というものだった。習近平は、北朝鮮問題に全く触れなかった。
訪中に先立ち、李在明政権は、北朝鮮の非核化について中国と協議するとの方針を示していた。魏聖洛国家安全保障室長は、「朝鮮半島の非核化は、周辺国の利害が絡む問題だ」と述べていた。
しかし、中国は首脳会談で北朝鮮の非核化を議論することには応じなかったようだ。首脳会談後、魏聖洛は「朝鮮半島の平和と安定の実現に向け、中国が建設的な役割を果たす意思を確認した」と述べるに留まった。
中国は、北朝鮮・中国・ロシアの結束が強まる中、北朝鮮の非核化に言及することを避けてきた。昨年11月の慶州での中韓首脳会談でも、北朝鮮の非核化には触れなかった。中国は「多くのことが変わり情勢も変化したため、多様なアプローチが必要だ」と述べたが、これは北朝鮮の核保有を事実上認める発言のように聞こえた。
韓国の立場からすれば、国際情勢がどう変わろうとも、北朝鮮の非核化は避けて通れない問題である。最も直接的な当事者である韓国が、北朝鮮の核をなくすという決意を失えば、北朝鮮が核兵器を保持した儘、制裁だけが解除されるという悪夢のような事態が現実になりかねない。
北朝鮮の非核化には中国の協力が不可欠である。中国の立場や反応がどうであれ、韓国大統領は一貫して積極的にこの問題で中国の協力を求めるべきだ。李大統領がそれをしたのかどうか疑問が残る。現政権は、北朝鮮の金正恩が嫌がることには触れたがらないように見えるが、非核化こそが金正恩が最も嫌うことである。
