2024年11月23日(土)

世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2012年7月16日

 確かに、中国の脅威が近年増大していることは否定できませんが、それも、インドにとっては、ベトナムや台湾のように差し迫った、また、国の存亡に関するような脅威ではありません。

 ヒルマンが例として挙げている、インドの国連における中立的態度などは、大した問題ではないと考えるべきです。

 インドは、民主主義の価値観が極めて深く浸透している国の一つです。したがって、長期的に米印間の友好協力関係を進めて、相互の信頼関係を増していくのが王道でしょう。


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