■グローバル化のメリット引き出す研修に
グローバルビジネス統括本部ビジネスインテグレーション担当
兼人事部人財開発担当 田中 一郎 部長
世界各地にNTTデータグループの拠点ができあがりましたが、それを有機的に結び付ける作業はおそらく終わりなく続くでしょう。そのためには、グローバル戦略を語ると同時に、日々のビジネス成果も模索していく、そしてNTT DATAのバリューやビジョンを共有する幹部同士のネットワーク創りは欠かせないものです。
GLPもその一環です。ただ、単なるビジネスミーティングという位置づけではなく、人間同士のつながりを築き、直近の課題と将来を見据えた両面の展開を深めてもらうのが狙いです。通常の業務から離れ5日間、世界から集まったリーダーたちが、寝食を共にして未来のITを考え、直面する課題をぶつけ合う。そこから共通の答えを見つけ出していく意義は大きい。昨年の研修の後をみても、その成果はすぐに表れてくるのがわかります。
われわれはメーカーではないので、日本の製品を海外に展開するやり方はできません。むしろ欧米との連携でソリューションを横断的に提供する取り組みが必要です。そのためには欧米流に設計したプログラムに日本人も参加させ、考え方を学んでもらう。それがGLPです。
来年以降はさらに規模を拡大させて実施していきたい。年2回で30人から40人のリーダーたちを集めて参加してもらわないと、育成が追い付かないのではと考えています。世界各国のトップと各事業を担う幹部社員が、共通化した意識をもちグローバル展開を推進していくようにつくりあげる。この流れなかで、もちろん若手も大いに刺激を受けてくるはずです。
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