BBC News

2021年11月26日

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ロシア・シベリア地域の炭鉱で25日、火災があり、少なくとも52人が死亡した。同国最悪の炭鉱事故となっている。

事故があったのは、モスクワの東約3500キロにあるケメロヴォ州のリストヴァシュナヤ鉱山。

当局などによると、25日午前8時半ごろ、通気口内で石炭のちりが発火し、坑内に煙が充満した。

炭鉱で働いていた285人の大半は、事故発生直後に避難した。

けが人49人が病院に搬送された。うち何人かは煙を吸い込んでおり、4人は重体だという。

救助隊にも死者が出たと報じられている。

救助隊が戻らず

坑内には数十人が取り残されたとされ、救助作業が行われた。しかし、この日の日没までに救出することはできなかった。

現場ではメタンガスが危険なレベルで検知され、爆発の恐れもあることから救助活動が中断された。

ところが、救助隊の1隊が坑内から戻らず、その後に隊員3人の死体が発見された。報道によると、窒息死したとみられる。

ロシアのメディアは複数の当局者の話として、坑内に残された人の生存は絶望的で、死者は50人以上に上っていると伝えた。うち6人は救助隊員だという。

ロイター通信によると、安全対策に過失があった疑いで、炭鉱の責任者ら3人が逮捕された。

以前も死亡事故

現地メディアによると、この鉱山では過去にも事故が起きていた。2004年にはメタンガスの爆発事故があり、13人が死亡したという。

ロシアでは炭鉱事故が珍しくない。

当局は2016年、国内58鉱山の34%で危険性が確認されたと発表した。今回の事故があったリストヴァシュナヤ鉱山はその中に含まれていなかったという。

ウラジーミル・プーチン大統領は、今回の事故で人命が失われたのは「とんでもない悲劇」だとし、「できる限り多くの人を救助できる」よう願っていると述べた。

(英語記事 Russian mine death toll jumps to 52 - local media

提供元:https://www.bbc.com/japanese/59426362

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