フランス大統領選の決選投票が24日に行われ、中道派の現職エマニュエル・マクロン氏(44)が再選された。同日午後8時(日本時間25日午前3時)の投票締め切りと同時に、フランスの複数メディアが得票見通しを報じた。極右「国民連合」の下院議員マリーヌ・ルペン氏(53)は敗退が確実となった。マクロン氏が得票率58%、ル・ペン氏が同42%の見通し。フランスで大統領が再選されるのは20年ぶり。
マクロン氏はパリのエッフェル塔前広場で勝利演説し、多くの有権者が「極右を阻止するために私に投票した」と認めた上で、「今から私はひとつの陣営の候補ではなく、全員の大統領だ」と強調した。