何か権力闘争があったことは、明白です。通常は秋の党大会の前に、北戴河の会議で大筋が決まり、その内容が外部に漏らされますが、昨年は、党大会の日取りさえ決まらず、その内容は大会の最後の日まで公表されませんでした。その間、何があったのか、軍の圧力がどのくらいあったのか、外部には全く分りません。
その権力闘争が、11月の党大会における党、軍の人事、3月の政府人事で終わってしまったのなら、今更詮索する必要もないかも知れませんが、習近平政権が、いかなる政権なのかは、いまだに謎であり、種々の分析は推測の域を出ないと言って良いでしょう。
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