韓国はサウジアラビアで開かれたエアショーに、安圭伯国防部長官が率いる防衛産業輸出チームと曲技飛行チーム「ブラックイーグルス」を送り込み、中東進出への地固めを行った。国内では、尹錫悦政権での非常戒厳宣布に関する調査結果が公表された。動員された兵力は約1600人で。そのうち100人以上の軍人が捜査を受けている。
チーム・コリアで臨んだサウジ・エアショー
サウジアラビアの首都リヤドで2月8日から12日まで、第3回世界防衛産業展示会(WDS 2026)が開催された。76カ国から770社以上が出展した中東最大級の防衛産業展で、韓国は約40社を送り込み、官民軍一体の「チーム・コリア」体制で中東市場の攻略に臨んだ。
国防日報は開催中、連日にわたりトップ記事や見開き特集で現地の模様を詳報した。その報道の厚みからも、韓国がこの展示会をいかに重視しているかが伝わる。
韓国の安圭伯国防部長官はWDSに合わせてサウジを公式訪問し、2つの重要会談をこなした。8日にはカリード・ビン・サルマン国防相と会い、韓国の国防科学研究所とサウジの国防研究院との間で研究開発協力の覚書を交わした。翌9日にはアブドラ・ビン・バンダル国家防衛相とも会談し、人的交流や軍事教育を含む幅広い分野での協力拡大を話し合った。
あまり知られていないが、サウジには国防省とは別に国家防衛省が存在する。国防省が陸海空軍など正規軍を統括するのに対し、国家防衛省は王室とイスラム聖地の護衛や油田地帯の防護を主任務とする国家警備隊を管轄し、約13万の兵力を擁する。安長官が双方と会談したのは、協力の裾野をサウジの軍事機構全体に広げる狙いがある。
展示会場では、ハンファの防衛産業3社が過去最大規模のブースで徘徊型精密誘導兵器や多目的レーダーを初公開し、現代ロテムはドローン防御型の多目的無人車両を披露した。韓国航空宇宙産業(KAI)はKF-21戦闘機の輸出に向けたマーケティングに力を入れた。

