2024年7月18日(木)

BBC News

2024年6月19日

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は19日午前3時(日本時間同)ごろ、北朝鮮の首都・平壌に到着した。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が出迎えた。両首脳は同日午後、首脳会談に臨んだ。ロシアの通信社は、両首脳が包括的戦略的パートナーシップ条約に署名したと報じた。

首脳会談でプーチン氏は、北朝鮮の「ウクライナを含むロシアの政策に対する一貫して揺るぎない支持」への感謝を表明した。

プーチン氏はまた、今後の両国関係の基礎となる新たな「基本文書」を発表した。これに先立ち、ロシア政府関係者は、包括的な戦略的パートナーシップが結ばれる可能性を示唆していた。

その後、ロシアのRIA通信は、両首脳が包括的戦略的パートナーシップ条約に署名したと報じた。

AFP通信の配信映像によると、プーチン氏は会談の冒頭で、この会談を「本当にうれしく思っている」と発言。「次回はモスクワで開催されることを望んでいる」と語った。

一方、RIA通信によると、金氏は両国関係が「新たな繁栄」の時期を迎えていると述べた。

ロシアのインタファクス通信は、金氏は「ロシアとの戦略的協力」を強化する考えだと表明したと報じた。金氏はさらに、ロシアによるウクライナでの「軍事作戦」を全面的に支持すると付け加えた。

首脳会談に先立ち、プーチン氏は平壌の人民大学習堂の前で開かれた歓迎式典に臨んだ。

映像では、大通りに市民ら数万人が列をなし、オートバイの列や車がその間を進んだ。

プーチン氏、未明に到着

未明という時間にもかかわらず、金氏は空港で赤いカーペットの上に立ってプーチン氏の到着を待った。プーチン氏が専用機から降り立つと、金氏は歩み寄って抱き合った。

両首脳は1台のリムジンに同乗し、プーチン氏が宿泊するクムスサン(錦繍山)迎賓館に向かった。沿道にはプーチン氏の肖像が描かれた横断幕などが並んだ。

両首脳は19日、一連の会談に臨む。ロシアの国営タス通信によると、正午ごろ開かれる国賓としての歓迎式典を皮切りに、コンサートなどの行事も予定されており、2人が共に過ごす時間は少なくとも9時間に上る見通しだという。首脳会談は90分間ほど予定されており、2人は「北朝鮮指導者の邸宅がある場所を散策し、茶会に臨みながら」会談を続けるという。

プーチン氏の訪朝は24年ぶり。両首脳が会談するのは、金氏が列車でロシアを訪問した昨年9月以来2度目。

専門家らはプーチン氏の訪朝について、ウクライナでの戦争を遂行するうえでロシアが武器を必要としていることが主な理由とみている。

北朝鮮は宇宙技術や食料、燃料などの支援を必要としており、首脳会談で話し合われる可能性もある。

ロシアのメディアは、プーチン氏と金氏が安全保障の問題を含むパートナーシップ条約に署名し、共同声明を発表する可能性があると報じている。

北朝鮮の国営メディアは今回のプーチン氏訪問を、両首脳の関係が「無敵で永続する」ことを証明するものだと伝えている。

(英語記事 Putin to be officially welcomed during historic North Korea visit

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/c722gzye2z8o


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