2024年12月4日(水)

Wedge REPORT

2024年6月24日

 「日本を もっと、考える」をテーマに、Wedge ONLINEでは世の中の“いま”を深掘りする情報をお届けしています。

 今回は2024年6月8日~6月21日に多くの方に読まれた記事・TOP5を発表します。第5位からの発表です!

(PH888/shutterstock)

<目次>

第5位:<林業家が経営するアジサイ園>困難な木材のみの経営に必要な“日本型”森林経営の未来像とは?

第4位:【魅力はあっても収入は少ない日本の観光業】世界的な評価を生かせていない現状、どう活用すべきか

第3位:【消滅可能性と危機を煽るな】日本の人口減少って悪いこと?年金制度温存のために人に犠牲を強いるのはナンセンス

第2位:「あずきバー」はなぜ、ずっと人気なのか?激変する時代にも変わらぬ信念と「不易流行」の取り組み

第1位:【貧乏人はガソリン車に乗れ】これでは学校にも、職場にも行けない!車社会アメリカの現実と未来、EVはどうなる?

第5位:<林業家が経営するアジサイ園>困難な木材のみの経営に必要な“日本型”森林経営の未来像とは?

15ヘクタールの山林に色鮮やかなアジサイが咲き誇る岩手県のみちのくあじさい園。ここから見える林業経営の未来像とは(山梨勝弘/アフロ)

 みちのくあじさい園(岩手県一関市)に足を踏み入れると、そのスケールに圧倒される。緩やかな斜面にカラフルなアジサイの花が広がる。なかには背丈以上のアジサイもあって、花の中に分け入るようなファンタジックな感覚にとらわれる。なにしろ約15ヘクタール(ha)の山野に約400種4万株のアジサイが植えられており、その散策路は2キロメートルを超えるのだ。

 アジサイの名所は全国にあるだろう。ただ、みちのくあじさい園は、公園でも庭園でも寺社の境内でもない。民間経営であり、園主は林業家なのだ。実際にアジサイの多くは、約60年生のスギ木立の林床に敷きつめられたように広がっているーー。

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<林業家が経営するアジサイ園>困難な木材のみの経営に必要な“日本型”森林経営の未来像とは?

第4位:【魅力はあっても収入は少ない日本の観光業】世界的な評価を生かせていない現状、どう活用すべきか

世界的に観光地としての魅力の高い日本。しっかり稼げているのか(Sam Spicer/gettyimages)

 世界経済フォーラム(WEF)によって世界119カ国を対象にしたトラベル&ツーリズム発展指数(TTDI)の2024年版が発表された。WEFによれば、TTDIは、「トラベル&ツーリズムセクターの持続可能性と強靭な発展を可能にする要因や政策を測定し、ひいては国の発展に寄与するもの」である。つまり潜在性を含む各国の観光競争力を現したものと解釈してもよいだろう。

 前回の21年版のTTDIにおいて日本は1位であり、今回は3位になっている。これからこのTTDIに関する記事が国内でも種々出てくるのではないかと思う。

 こうしたランキングものは一見わかりやすいゆえに、時に必ずしも正確ではない記述をされることもあるーー。

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【魅力はあっても収入は少ない日本の観光業】世界的な評価を生かせていない現状、どう活用すべきか

第3位:【消滅可能性と危機を煽るな】日本の人口減少って悪いこと?年金制度温存のために人に犠牲を強いるのはナンセンス

(Taro Hama @ e-kamakura/gettyimages)

 2014年に日本創成会議・人口減少問題検討分科会により公表されたレポートは、多くの地方都市が人口減少によって「消滅可能性」があることを指摘し、物議を醸した。その結果、消滅可能性を指摘された自治体がさまざまな人口減少対策を検討することになった。

 その10年後の2024年4月に、人口戦略会議から、先のレポートの続編ともいえる「令和6年・地方自治体「持続可能性」分析レポート」が公表された。各自治体の人口流出を止めるための方策が若年者を奪い合うような様相を呈していることなど、14年のレポート以後の政策的動きに対する批判的検討と近年の変化について分析されたーー。

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【消滅可能性と危機を煽るな】日本の人口減少って悪いこと?年金制度温存のために人に犠牲を強いるのはナンセンス

第2位:「あずきバー」はなぜ、ずっと人気なのか?激変する時代にも変わらぬ信念と「不易流行」の取り組み

(写真・さとうわたる 以下同)

 井村屋の「あずきバー」は、時代を超えて老若男女に親しまれ、根強い人気を誇る。そんな創業127年の老舗食品メーカーで代表取締役を務める中島伸子会長は、アルバイトから正社員に登用されるなど、異色の経歴の持ち主だ。中島会長と、東京大学史上初めて経営学の博士号を授与された平成元年生まれの経営学者、岩尾俊兵・慶應義塾大学准教授に、「経営の平成史」について語り合ってもらった。

 数あるアイスの中で、井村屋の「あずきバー」といえば、代表的なロングセラー商品です。他にも、お餅が入った「やわもちアイス」など、ユニークな商品が多くありますが、商品の開発や改良に際しては何を意識していますかーー。

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「あずきバー」はなぜ、ずっと人気なのか?激変する時代にも変わらぬ信念と「不易流行」の取り組み

第1位:【貧乏人はガソリン車に乗れ】これでは学校にも、職場にも行けない!車社会アメリカの現実と未来、EVはどうなる?

(Natnan Srisuwan/gettyimages)

 米国では仕事相手との雑談の際に、乗っている車の車種を聞かれることが多い。車に関心がある人が多いこともあるが、本当の目的は年収を探ることだ。

 米国では、よほどの車好き以外は、所有している車の価格と年収が比例していると言われている。

 車に掛ける費用は月収の1割までにすべきと言われている米社会なので、車の値段と年収が比例するのだろう。ちなみに、最近の調査によると平均的な世帯では月収の2割が車のローン、保険、維持費、燃料代に使われている。車の値段とガソリン代が上昇しているのが、原因だろう。

 フォード、GMの大衆車に乗っていれば年収も中くらい。レクサスとかメルセデスに乘っていれば、年収はかなりあると推測できるーー。

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