北大西洋で沈没したタイタニック号の経年劣化の様子が、新たな探索によって明らかになった。
1997年の映画「タイタニック」で有名になった船首の手すりの大部分が、海水と微生物による浸食の結果、海底に落下している。
探索を行ったRMSタイタニック・インクのトマジーナ・レイ氏は、「タイタニック号の船首はまさに象徴的だ。ポップカルチャーの一部となり、タイタニック号といえばそれを思い浮かべるだろう。でも、もうそんな風には見えない」と語った。
「日々起きている劣化を改めて思い知らされる。いつも『タイタニック号はいつまでそこにあるのか』と聞かれるが、答えは分からないし、それをリアルタイムで見ているところだ」
タイタニック号は1912年4月に北大西洋で氷山に衝突して沈没し、約1500人の命が失われた。