2024年10月17日(木)

BBC News

2024年10月17日

レバノン南部の都市ナバティエで16日、イスラエルが市庁舎を空爆し、市長を含む16人が殺された。

国連のレバノン特別調整官、ジャンニーヌ・ヘニス・プラシェール氏は、アフマド・カヒル市長の殺害を「憂慮すべき」と述べ、国際人道法のいかなる違反も「完全に容認できない」と語った。

ナバティエのハウアイダ・トゥルク知事はBBCに対し、16日の空爆の犠牲者のうち少なくとも5人が、この地域に残っている住民の支援に協力していた市職員だったと語った。

レバノンのナジブ・ミカティ暫定首相もこの攻撃を非難し、「意図的に」市庁舎を標的にしたものだと述べた。

イスラエル軍の報道官は、イランの支援を受けているイスラム教シーア派組織ヒズボラの標的数十カ所を攻撃し、トンネルを破壊したと発表した。

15日には、レバノン南部のカナでも空爆があり、15人が死亡した。

イスラエルは、この地域のヒズボラ司令官を狙った攻撃だとしている。

イスラエルは1996年、カナの国連施設を爆撃。避難していた少なくとも100人の民間人が殺された。イスラエルは2006年にもこの街を攻撃している。

オーラ・ゲリン主任国際特派員が報告する。

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/c62rm95ne5yo


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