器によって多く見えることも、少なく見えることも
それでは、器のサイズと米飯量がどのように見えるか確認してみます(写真参照)。よそってある米飯量はすべて150g(運動しない場合の男性1食の目安)。すべて「小盛り」と表現できるのでしょうか。
食事バランスガイド(下記図)では、食事量の単位を「SV(つ)」として、「小盛り」という表現を使っています。「SV」(サービング)は欧米で使われている単位。ところが欧米の器のサイズは日本ほどのバリエーションがありません。
飯椀の標準のサイズはどのくらいなのでしょうか。そして「小盛り」と書いてある標準の「量」は何gなのでしょうか。
栄養士の方々は、一人前の凡その量(g)を知っています。養成課程で学んでいるからです。しかし、私たちに示されたのは「カロリー」であり「SV(つ)」、「小盛り」といった表現です。