2025年1月6日(月)

研究者と管理栄養士が考えた「最強の食事戦略」

2024年12月15日

 私は栄養学が専門ではありません。「わかりやすく」「理解できるように」するにはどう伝えたらよいのか、といったコミュニケーションの研究者です。私たちは、できるだけ取り組み、すなわち食事管理に負担がないように、食材そのものの「g」を使って量を知るのはどうかと提案しています(第2回 できないカロリー計算は不要!ダイエットはグラムで考えるという提案 参照)。

 これは、独自の提案ではなく、厚労省が提示している「離乳食のすすめ方」においても食材そのものの「g」で記載されているのです。離乳食は、加工品が多種類販売されているわけでもなく、一般的には手作りの頻度が多いと考えられます。それが「g」の表現ならば、私たちが「取り組む」「管理する」食事でも、「g」でよいはず。

 私たち成人の参考量(g)については書籍の第2章「古くて新しい『痩せる』食生活実践法 ①新・3食食品群と食べる「量」で食事改革」を参照ください。

満足度を高めると、食べ過ぎを予防できる

 一方、実は「見た目」は、食事に対する満足感につながるため、食事管理すなわちダイエットなどでは、とても重要な要素のひとつ。どんなに適切な食事がでてきても、つくれても、それに満足できなければ追加して食べる、間食をする行為に繋がります。

 大盛りに「見えた」ならば、満足感は「小盛り」よりもあがりませんか。つまり、小さめの飯椀を使うことは、ダイエットを成功させる一つのコツになります。それ以外にも、同様に見た目を利用したダイエットを私たちは提案しています。詳しくは、著書をご覧ください。

 
<参考>『最強の食事戦略 研究者と管理栄養士が考えた最終解答
第2章 古くて新しい「痩せる」食生活実践法
①新・3食食品群と食べる「量」で食事改革
④目分量の精度を高める
⑥「満腹感」までもコントロールする
最強の食事戦略 研究者と管理栄養士が考えた最終解答
堀口 逸子:著 ,平川 あずさ:著 ,津金 昌一郎:監修
1,650円(税込み)
Facebookでフォロー Xでフォロー メルマガに登録
▲「Wedge ONLINE」の新着記事などをお届けしています。

新着記事

»もっと見る