この日は今年2回目のエサやりの予定でマスコミ各社の取材を受ける準備をしていたが、17時ごろエサを水槽に入れたが全く反応しないため取り上げたところ死んでいることが確認された。
今後、死因などについて調査・研究を行う予定。
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生きてきた6年のうち、5年も何も食べなかったなんて、よっぽど食わず嫌いだったのでしょうか……。見守ってきた飼育員の方や、ニュースを通じてダイオウグソクムシのファンになった方は、今回のニュースはやっぱりさみしいはず。どうか気を落とさないでいただきたいです。
ダイオウグソクムシの絶食がみん経で初めて取り上げられた記事を振り返ってみましょう。
3年11カ月絶食-鳥羽水族館「ダイオウグソクムシ」に飼育員困惑 (伊勢志摩経済新聞/2012/11/9)
http://iseshima.keizai.biz/headline/1570/
普段から食が細いのかと思いきや、2009年1月2日には50グラムのアジをまるまる食べたのだそう。それから一切何も食べず、1040グラムの体をどうやって維持していたのでしょう。
池袋サンシャインでの展示も
在りし日の「1号たん」
2012年のニュースを皮切りに、ダイオウグソクムシはじわじわと話題を呼びます。伊勢志摩経済新聞でも、絶食記録が伸びるたびにたびたび記事を出しています。
まもなく1500日絶食の深海生物「ダイオウグソクムシ」-鳥羽水族館飼育員困惑 (伊勢志摩経済新聞/2013/2/4)
http://iseshima.keizai.biz/headline/1647/
次第に鳥羽水族館の人気者となったダイオウグソクムシ。2013年にはこんなニュースが。
絶食5年目「ダイオウグソクムシ」人気でグッズも販売好調-鳥羽水族館 (伊勢志摩経済新聞/2013/4/30)
http://iseshima.keizai.biz/headline/1722/
実際の姿は好き嫌いが分かれる見た目ですが、グッズはなかなかかわいいですね。この人気に注目した「ニコニコ動画」では、「No.1」の“同僚”である「No.9=9号たん」が死んだときに追悼番組を放送しました。