ハマス支持層が抱く”戦場の活性化“への期待
「武装解除は決して譲歩できないレッドライン」
一方で、ハマス支持層からは、「ハマスの武装解除は決して譲歩できないレッドラインであり、イスラエルへの忠誠を示すために無制限に譲歩するものではない」、「パレスチナ解放のプロジェクトはアルアクサの洪水(10月7日の奇襲攻撃)の叙事詩を基盤に築き上げ、”戦場を活性化”させることが求められる」、など、さらなる犠牲が出てもなお、武力をもって戦い続けることを示唆する声が出ている。
トランプ氏が自身のSNSで「歴史的合意」と打ち上げたのも束の間、わずか数日で当事者らの思惑は入り乱れ、互いの不信感は解消されるどころか、却ってその根深さが改めて浮き彫りになった、ガザを巡る和平交渉。
「結局はいつものように、互いの合意違反を非難し合い、現場の状況は何も変わらないという状態が続いて、我々ガザ市民は置き去りになっていくのだ」――そう呟くガザからの痛切な声は、もはや限界を迎えている。
後編では、沈黙を守っていたネタニヤフ首相との会談を終えた「平和評議会」が、会談後に投稿した声明文から密かに削除していた文言への波紋を追う。
