インドでイクメン始めました 新任取締られ役の子育て・ビジネス奮闘記

2014年11月5日

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 14年ぶりに訪れた通りは小綺麗になっていてチェーンの店も増えてましたが、昔と変わらずバックパッカーで溢れていました。旅人が集うバーで、家族3人で乾杯をした時、これが放浪時には気付かなかったLove&Peaceの姿だったのかなあと、一つの答えに出会ったように思いました。これからも答えの形は変わると思いますが、旅の時の出会いと発見を大事にする気持ちを忘れず、仕事も子育てもしていこうと、心を新たにするバカンスとなりました。

パパ友の輪は駐在イクメンを救う

 休暇後の週末は、先日紹介した日本人会の婦人部のランチパーティーがありました。奥様限定のパーティーで、私が娘を子守りすることになりました。後輩駐在員で同じような境遇の友人がたくさんいるので、みんなで集まって大子守り大会をやろうと、声をかけてくれました。知人宅に6組のパパと子が大集合です。いずれも30代前半~中盤でお子さんは6カ月くらい又は、1歳半くらい。さながら託児所を開設したような状態です。

 しかし、そこは、インドの広いリビング。滑り台、ジャングルジム、それと数え切れないほどのオモチャが置いてあり、都内の小さな託児所の上をいくスペース、クオリティー、物量を誇っていました。子どもたちがオモチャを取り合う心配もなく、最初はよそよそしく一人で遊んでいたものの、徐々に一緒に遊ぶようになり、男の子と女の子が手をつないだりすると、パパも盛り上がったりして、楽しんでいました。6人の男衆が集まって、酒も飲まずに中華とコーヒーで、パパトークを、ワイワイガヤガヤ、朝10時から午後3時くらいまで延々と繰り広げました。

 別に子育て論の話をするわけでもないし、仕事がどうこうとか、深い話をするわけでもないのです。ただ、朝一に赤ちゃんが泣いたときは率先して自分が起きる話だとか、今年の忘年会の出し物は、娘が出来たから出られないかなあとか、ちょっとした話の節々に、みんな仕事も忙しくて、家族をいつも優先とはいかなくても、家族のことを想っていることが伝わってきました。ジョン・レノンみたいに仕事お休みして子育てします、とか言ってみたい気もしますが、やっぱりキャリアだって大事ですし、家族の暮らしを守るには稼ぐことは大事ですし、でも、家族のことだってもちろん大事。

 そんな大事なものを両手と背中に乗せながら、みんなインドで体張って頑張っていることが伝わってきました。なんだか同志が出来たようで、とても嬉しかったです。パパ友の輪は駐在イクメンを救います。

大子守り大会の帰り道

 みんなとお別れして帰宅すると、イベントのために仕立てたサリーを着た妻が帰ってきました。なんと抽選会で旧マハラジャの城をリノベーションした豪華ホテルの宿泊券を当てて来ました。子守りを頑張った甲斐もあるというものです。なんだか、とても満たされた週末となりました。明日からもインドを駆け抜けたいと思います。

  
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