ウェッジ新刊インタビュー

2014年11月18日

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阿川尚之・慶應義塾大学教授

 息子が2人いるのですが、長男が小学校6年生のある日、「お父さん、京都へ連れて行って」と言う。理由を聞くと「私立中学を受験したいので、入学試験問題に出る寺社を、実際に見てまわりたい」というのです。

 金閣寺、銀閣寺、北野天満宮、比叡山、それから奈良へ行って東大寺をまわりました。兄弟何ごとも平等でなくてはと考えて、次男が小学校6年生のときにも同じことをしました。

 後年、結局2人とも京都の大学に進学しました。京都の大学しか考えなかったと言うのですが、小学生のときに一緒に新幹線に乗って旅をしたときの思い出が、影響を与えたのでしょうか。

 それ以降も、大学へ進んだ息子たちは新幹線で帰省し、私も京都のある大学で教えるようになり、新幹線とのかかわりがさらに増えました。

 東京から西へ向かう新幹線は、新大阪から岡山、広島、博多、さらに鹿児島へと延長されていったわけですが、自分が生きて来た、家族とともに過ごして来た歳月が、その時々の思い出が、どこかで新幹線と重なっている、新幹線の歴史と結びついている。そう感じています。

(プロフィール)
阿川 尚之(あがわ なおゆき)
1951年、東京都生まれ。米国ジョージタウン大学外交学部、同大学ロースクール卒業。ソニー、日米の法律事務所を経て、1999年から慶應義塾大学総合政策学部教授。

 

 

 


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