「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2014年12月25日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 私は徹底的に話し合うしかないと思うんです。

 熟慮して議論する「熟議」が大切だと思うのです。

 そのうえで、反対者も納得できる「総意」にまで高めることが大切だろうと思うんですね。

多数決は用いず、とことん話し合う

 じつは、私が秋津小学校のPTA会長のときは、多数決をほとんどの会合の場合に使わなかったんです。

和歌山の高野山近くで食した精進料理。旅の友のリトルミーと。2014年11月16日

 反対者がいる場合でも話し合いをとことんまで行いました。

 そのうえで結論が出ない場合は、決を採らずに次回まわしにしたことが何回もありました。

 PTAは、任意団体なのだからそのような運営でも良いのです。

 すると、次回までの期間、反対者が思い直し「私も考え直して賛成します」に変わったことが何回もありました。

 つまり「総意」に持って行けたんですね。

 そんな折り合いの付け方も、コミュニティでは大切なコミュニケーション能力だろうと思うんです。

「デイリーデモクラシー」の実践

 重要なのは、異論もその人なりの根拠があることを認識しつつ、自由に徹底的に話し合う空気を日常で醸成することが大切なんですね。

 その手法を、私は「デイリーデモクラシー」と呼んでいます。

 日々の身近な小さなコトどもを大切にし、だれでもが楽しく生きることができるコミュニティ育てを積み上げ続ける姿勢や実践力を、子どものときから身につけてほしいと思うんです。

 そのためには、まずお父さん自身がそうした生き方を実践することが大切に思うんですね。

 だってことわざにあるじゃないですか、「親の背を見て子は育つ」とね、ハイ!

 てなことで、年の瀬におせっかいなことをいっちゃいましたが、良い年をお迎えくだしゃんせ! チャンチャン、っと。

 では次回まで、アディオス! アミ~ゴ!

  
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