グループ内は、常に競争が熾烈であり社内でも気が抜けないが、収益を上げるビジネスを確立すればそれに見合うだけの十分な報酬が与えられる。こうしたタイでの背景をもって中国市場へ挑む準備は万端だ。
CPグループは中国ではすでに食肉加工工場を運営しているが、今後はタイで培ってきたコンビニエンスストア運営ノウハウを投入し、そこで販売するチルド弁当と冷凍弁当の大型製造工場を青島に建設している。この工場をパイロット工場として今後中国で10拠点以上の生産拠点設営が予定されている。
様々な面で独自の視点とポテンシャルを持つタイのCPグループ。日本の企業が中国離れを検討する中、CPグループがどのように展開していくのか注目したい。
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