2024年7月16日(火)

炎上?感動?ネットで話題のニュース

2015年4月3日

テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたい人へお届けします。

今年のエイプリルフールは
気合いの入った動画が続々

(画像:iStock)

 ネット業界の恒例行事にもなった「エイプリルフール」。ウェブサイト内で完結するウソならある程度融通が利くということで、テレビや雑誌にはないネットならではの文化として発展している。去る4月1日、日付が変わったころから各企業からさまざまなネタが投下された。

 今年、企業が行ったエイプリルフールネタをいくつか紹介する。グーグル ジャパンは、キーボードの代わりにピロピロ笛で文字入力できるサービス「日本語入力ピロピロバージョン」(https://www.google.co.jp/ime/___o/)を発表。このURLも秀逸だが、動画ではエンジニアたちが真顔でピロピロ笛のテクノロジーを語り、日本一のピロピロ笛の産地である淡路島の工場での制作風景まで紹介する徹底ぶり。もうひとつ、”全く新しいデバイス”としてパンダのぬいぐるみ型の検索サービス「Google Panda」(http://googlejapan.blogspot.jp/2015/03/panda.html)を、Appleの新製品発表会風の軽快なプレゼン動画で発表した。同社のエイプリルフールは毎年クオリティが高く「今年は何かな?」という期待感を持ってユーザーに受け入れられている。

 桃太郎、浦島太郎、金太郎のキャラクターが登場するCM「三太郎」シリーズが人気のauは、この三太郎がハリウッド映画になるというネタを発表(http://www.cinematoday.jp/page/N0072046)。宇宙から来襲した「O.N.I」に三英雄が立ち向かうというストーリーで、SF映画の予告風のリッチな動画は相当な予算が掛かっていると思われる。それを4月2日になったとたん速攻で削除してしまうという潔さだった。

 規模の大小はさまざまだったが、多くの企業がユーモア溢れるネタを披露し、ネット界隈は大盛り上がりの1日となった。一方、エイプリルフールネタで有名だった、ウルトラマンなどを手がける映像製作会社「円谷プロダクション」は2010年を最後に参戦を見送っている。たしかに、1日限定の企画、しかも業務ではないネタのためにコストを掛けるのもおかしな話だ。

 各社はどれほどのコストを掛けてエイプリルフールに取り組んでいるのだろうか。そこでアンケートを取ってみた。


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