「JR西日本宮島フェリー」
JR宮島口駅、または広電宮島口駅から徒歩数分の「宮島口桟橋」。そこからJR西日本宮島フェリーで「宮島桟橋」へ。乗船時間は約10分。船内から、厳島神社の大鳥居を眺めるうち、あっという間に到着。
住所:広島県廿日市市宮島口1-11-5
TEL:0829-56-2045
宮島へ渡るフェリー。本数も多く地元の人にとっては生活の足。「宮島口桟橋」には異なるふたつの会社のフェリー乗り場がある。
船上から見る、厳島神社・大鳥居。満潮の際には、鳥居が海に浮かぶように見える。
デッキ席より、大鳥居を眺める。
別のフェリーとすれ違い、手をふり合う。
「厳島神社」
現在は“宮島”の別称で呼ばれることが多いが、古くは「神をいつき祀る」という意味の「伊都岐島」とも記され、島全体が「神の島」と崇められた厳島。推古元年、豪族・佐伯鞍職(さえきのくらもと)が、御神体上である陸地に建物を建てて畏れ多いと、最初の神社を洲浜に建立。平安末期には平清盛が現在の奇想天外かつ優麗な姿に改築した。いくつもの社殿を約300メートルの廻廊がつなぐ境内。高波や暴風雨でも倒壊しないよう各所に匠の技がほどこされる。
住所:広島県廿日市市宮島町
干満は6時間ごと。干潮時は大鳥居の下まで歩ける。
宮島には約500頭の野生のシカが生息。人が島で暮らすもっと前、およそ6000年前から島とともにあると伝わる。
修学旅行に団体旅行。大鳥居を背景に集合写真の撮影。背筋をのばし、かしこまった笑顔をカメラに向ける人たち。あまりに平和な光景に泣きたいような気持ちになるのはなぜだろう。