訪ねたところ~宮島篇~
「あなごめし うえの」

宮島の近海や瀬戸内海であなごがよく漁れた。そこで米や茶店の商いをしていた上野家十代目他人吉(たにきち)は、宮嶋駅(現宮島口駅)開業後の明治34年、あなごのあらで炊き込んだ醤油味の飯に、じっくり焼いた穴子をのせ、経木の折り箱につめた「あなごめし」を駅弁として販売。1階「うえの」・2階「他人吉」では、ほかほかの味ごはんに焼きたてのあなごの蒲焼きをのせた丼が味わえる。口の中でとろける穴子の白焼きも必ずや。
住所:広島県廿日市市宮島口1-5-11
TEL:0829-56-0006



「エピロ」

「あなごめし うえの」敷地内の蔵を改装して、古本カフェと、ギャラリーショップに。広島の作家の作品や、地元のお菓子・食材・良品雑貨など、“広島みやげ”が並ぶ。蔵を改装した店の2階は、壁の棚に本がぎっしり。屋根裏のようなほの暗い部屋で、コーヒーやビールをかたわらに読書ができたりして、時間を忘れる。看板には、広島で活躍する作家・石田敦子さんの画。
住所:広島県廿日市市宮島口1-5-11
TEL:080-3879-0016




