デザインはTPOたかぎ式フォーマル度数表の8、9度辺りの靴がスーツスタイルに合います。靴の表面に飾りの無いもの・コバ(靴の周りの部分)が狭いもの程フォーマル度が高くなります。しかしビジネスではウイングチップのギザ飾り等は問題ありません。ロック歌手じゃないのでヒールや底が高すぎるシューズや以外と多いコンフォートシューズは避けましょう。気取っているのにチャックが空いたままと同じ位の破壊力があります。カラーの基本はネイビースーツにもグレイスーツにも革の黒と濃い目ブラウンが王道です。
靴は一日履いたら必ず一日以上休ませましょう。数足を日々履き替えるのがお勧めです。雨の日用の1足も是非購入なさって下さい、大変重宝します。
ビジネススーツの靴下は薄手の無地もしくは目立たない柄のビジネスソックスを着用します。ベルトは靴と同素材の同色を選びます。目立つロゴ入りや装飾のついたベルトは避けましょう。
ビジネスバッグ選び
ビジネスシーンに持つバッグにもルールがあります。
フォーマル度が高いのは革製のクラシックなブリーフケースやドクターバッグです。現代的なジュラルミンのアタッシュはスーツを選びません。最近の人気ビジネスバッグは皮と柔らかいナイロンの組合せや硬質ナイロン製バッグが主流です。ナイロンとの組み合わせバッグは軽いうえにレザーがブラウンで柔らかいナイロンがネイビーやブラックの手提げバッグだとスーツの色を選びません。硬質のナイロン素材バッグは少し重くなりますがタフです。ただ味気ない印象はぬぐえません。
毎日同じバッグでなくスーツスタイルにも数種類のバッグを気分転換がてらに使い分ける楽しさがお勧めです。
財布・名刺入れ選び
初めてのビジネスシーンは名刺交換から始まります。名刺入れは良質な革製のシンプルな物をお勧めします。ブランド製品がお気に入りでも大きなロゴ入りは避け何気ない程度に抑えましょう。幼稚園の孫や娘にもらったキティちゃんの名刺入れは違うシーンで活躍してもらいましょう(笑)。
財布も同様にシンプル仕様がお勧めです。時々お金以外の領収書やポイントカードで体脂肪率250%ぐらいに太った財布をお持ちの方もいらっしゃいますが、財布はお金を入れる小物です。お金が寄らなくなるらしいのとスマートではないので気をつけましょう。
勿論、いくらお金が集まるらしいからと金色や蛇革の財布も論外です。その財布が似合うシーンも世の中にはあるでしょうが本誌読者の範疇では有りません。